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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
でも、私のやりかたがありますから……。,
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レビュー対象商品: リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫) (文庫)
警視庁強行犯第三係長 樋口警部補が主人公。荻窪署の捜査本部に出張し、殺人事件の重要参考人の女子高生の行方をさがすことになります。 (私は、いつでも人の反応を気にしすぎるのだ……) と自嘲しながら慎重に仕事を進める樋口に対して、 警視庁では「間違いのない仕事をする」と高い評価をしています。 出張のため荻久保署の署員とは初対面となるので、 緊張して捜査の書類になかなか身が入らなかったり、 自分の発言が言外に取られなかったかどうかを気にしたり……。 仕事をしていくうえで、多くの人が気にかけているそういった心情が 作中に吐露され、筋が展開していくのですが、 その樋口の気遣いは仕事の関係者に良く受け止められて円滑に捜査が進んでいく様子が 小気味良く書かれています。 「相手に気をつかって顔色をうかがいながら」 という主人公は推理小説にはめづらしいタイプですが、その真面目さや慎重さが事件の解決にそのまま役立っていく様子が面白かったです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
樋口さんの人柄が良い・なんとなくせつない読後感,
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レビュー対象商品: リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫) (文庫)
全共闘世代に対して、そのすぐ下の世代である樋口さんの反発がくどいくらいに出てくるのが、さらにそのずっと下のバブル世代の自分にはピンと来ませんが、 ただの人情デカでなく、娘と同年代の美人女子高生に魅かれ、とまどうところが かえって誠実な人柄に思え、好感が持てる主人公です。 1996年出版時には大ブームだったアダルトチルドレン(AC)と共依存(本 書ではこの用語は出てきません)が主要なファクターなのですが、「結局誰にで も当てはまる」ということが明らかとなった後には、すっかり廃れた概念なの で、時代を感じます。 それを割り引いても、容疑者とされたリオには”せつなさ”を感じ、樋口さんに 共感出来たような感覚で読了しました。 樋口・氏家の”相棒”感も、ありふれた凸凹コンビじゃなくて、実際ありそう なリアリティが良かったです。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
良質なエンターテインメント。樋口顕シリーズ一作目。,
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レビュー対象商品: リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫) (文庫)
『隠蔽捜査』などで最近、円熟味を増した作家・今野敏の警察小説。誠実なA型タイプの警視庁捜査官・樋口顕の活躍を描いたシリーズの第一作目です。 登場人物が魅力的で、また警察小説でありながら、ホームドラマ的要素もあり、一級のエンターテイメント小説として大いに楽しめると思います。 本書では、随所に、団塊(全共闘)世代への批判が織り込まれており、それに共感できる人にとっては特におすすめです。 私自身は、全共闘世代の無責任な考え方に触れること多いので、多いに共感できました。ただ、そうした世代論に興味がない方には、少々くどく感じられるかもしれません。 本書で描かれる連続殺人事件の被疑者として、リオという少女が登場します。リオは大変な美少女として描かれます。この美少女の描写や彼女に対する主人公・樋口の思い入れが、男性の視点で描かれるので、女性にとっては、すこしリアリティが感じられないかもしれません。 その点で、本書は、女性でも楽しめると思いますが、若干、男性の読者のほうが楽しめるかなと思います。 文章はクセがなく、読みやすいです。また文庫本ながら文字が大きい点でも読みやすくていいです。
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