リストマニアでは評判がいいのに、なぜかレビューを書く人がないので少々出版から遅れているが書いた。最近リウマチ領域は抗TNF薬やrituximab等急内科の中でも急速に進歩しているが雑誌を含めあまりいい本はない。「膠原病診療ノート」が有名であるがアクが強くマニアックな内容も多いので良書だが専門を志すのでもなければとても薦められない。
本書は冒頭で「ハリソンやセシルのコンパクト版程度のレベル」と卑下されているがそれは大きな誤りであり、内容のセンスの良さはリウマチの領域において(最高の名著である)両書を遥かにしのぐ。特に総論の診察の仕方は非常に内容が良く下手な整形外科の本より参考になる。疾患についても最近の流行や著者の意見を控え目ながらしっかりと書いてあり本当にためになる。また、本書はタイトルにもあるように、Xpも含めた画像が豊富。「ヘリオトロープ」等としか書かれず画像のない本の多い中本当に参考になる。
このような良心的な本は本当に読んで気分がいい。願わくば改訂版ではもっとページ数を多くしてほしいものだ。(400項と少ないのがこの本の唯一の欠点)