著者はずっと人間を描いてきたのだな、
ということに気づかされる作品だと思う。
スラムダンク、バガボンド、リアル。
共通しているのは、不器用ながらも常に自分自身と向き合い、
自分を磨き、成長している若者の姿なんである。
その手に持つのがバスケットボールだろうが刀だろうが変わらない。
人はそれぞれ悩みや苦悩をかかえている。
それは人によってちがう内容のものだし、程度もちがう。
他人から見れば何をそんなことで、
と思われてしまうようなことでも、
自分にとってはそれを乗り越えるのはとても困難だったりする。
でも真摯な姿で内面のそれと格闘し、乗り越えることで、
人は成長するんではないかな、と思ったりする。
人はどんな困難にたたされたときでも、それを乗り越え、
自分自身を成長させることができるのか。
著者はそれを、希望込めながらも肯定的に解して、
漫画でそれを伝えているのかな、と思った。