デジタル教科書や教育×ICT分野に関わる企業、個人、機関など様々な人物へのインタビューを中心に纏められている。
デジタル教科書に対して一見、批判的と取れる著書を最近出した田原総一朗氏とのインタビューでは、意外な一面も垣間見え興味深く拝読した。
実際にiPadを活用して授業を行っている学校の事例を紹介する一方で、こうした取り組みを全国規模に展開するにあたって障壁となりうる民間企業や政府の体勢、そして学校自身が持つ問題点が浮き彫りになって行く。
特に、一般企業から見た学校は組織や体制としても問題だらけであるとしており、そういう意味では本書は学校に勤務する先生にこそ、読んで欲しい一冊とも言える。
教育をビジネスに捉えることには賛否があるだろう。実際に、そうした企業の取り組みも紹介されている。
しかし、私としては、両親がともに教育機関関係者で、かつ自身も民間教育機関に身を置いた経験から、教育コンテンツの質の向上と低価格化のためにも民間が頑張るべきだと信じている。
そうした考えを持つ人、企業にとって、ヒントとなる言葉やアイデアが本書には隠されていると思う。
個人的には、今年の仕事初めの前に一読して、前に進む勇気を貰った一冊でもあります。