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リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)
 
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リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書) [新書]

東 浩紀 , 大塚 英志
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 903 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

知識人は、怒れる若者に希望を語れるか。サブカルチャーは人を救えるか。言葉は無力か。
僕らはどんな時代を生きているのか。
「わかりあう」つもりのない二人が、国家論、表現論まで、徹底的に論じあう。

【目次】
第1章──消費の変容
第2章──言論の変容
第3章──おたく/オタクは公的になれるか
終章──秋葉原事件のあとで

内容(「BOOK」データベースより)

「知識人」は希望を語れるか。「世代間闘争」の末に見えた地平は?いまの日本は近代か、それともポストモダンか?サブカルチャーの諸問題から国家論まで、「わかりあう」つもりのない二人が語り尽くす。

登録情報

  • 新書: 327ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/8/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879573
  • ISBN-13: 978-4062879576
  • 発売日: 2008/8/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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41 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:新書
新旧のおたく/オタク批評家の中でいえば、ネームバリューはおそらくトップクラスの二人が、2001年、2002年、2007年、2008年と不定期に行った対談集。動ポモ2を読めばわかるが、東浩紀は大塚英志の批評や理論に多分にインスパイアーされている。がしかし、この本では二人の考え方の違いが露骨に現れている。

自称「戦後民主主義者」の大塚がこの対談でくどいほど繰り返して東に問うのは、「批評家の責任」と「公共性」(いわば万人共通の“リアル”)。彼が言いたいのは要するに、近代文学批評によって形作られていた公共性が崩壊した現代において、新しい形の公共性を構築することが批評家とその書くものに課された責務ではないのか、ということだ。新しい世代の批評家の怠惰に対する、大塚のその疑問とも怒りともつけがたい感情が、おそらく世代きっての論者である東にもろにぶつけられる。
しかしそれに対して東は、ここまで島宇宙化が進展した現代においてそれは不可能だとやんわりとかわし、これからは公共性に代わり、どうすればリソースが均等に再配分されるかという技術的、システム的な問題になるだろう予期する。批評にはもうリアルを構築する力はないと言い切るのだ。すると今度は、じゃあなんで批評するの?と大塚が食ってかかるのだが、東は「友達を増やしたいから」と返す。

その後も二人は手を代え品を代え、同じような問答を繰り返すのである。大塚がたびたび、「ここで対談を終わらせてもいい」と言って東を挑発するのだが、本当にそこで対談は終わってよかったりする。繰り返しているだけなのだから。

ところで、この対談集自体は、近代的なのだろうか?ポストモダン的なのだろうか?
近頃の、お互いを褒め称えるだけの生ぬるい他の対談集に比べれば、ずっと闘争的でありその意味では近代的である。しかし、お互いの話が通じていないという意味では、そして無駄に長々と量だけがかさばる本になったという意味では、ポストモダン的でもある。
このレビューは参考になりましたか?
77 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By azumamiko VINE™ メンバー
形式:新書
東浩紀と大塚英志個人に特に関心がある人以外は読む必要が無いかもしれません。
東浩紀は昔から一貫して言い続けてきたことをここでも延々繰り返しているに過ぎず、そしてそれに対して大塚英志はひたすら同じところに違和感を示し続けているだけの内容だからです。
彼らの考えを知るにはもっと良い本が他にあるでしょう。

ただし、東浩紀御本人が仰る通り「二人の本質が出ている本」ではあるかもしれない。
論理の部分では明らかに東浩紀の方がイニシアチブを握っていた印象を受けますが、全編読みきったときには何か東浩紀に対する大塚英志の苛立ちも理解できるような気がする。
そして、東浩紀と言えばいつも「それこそが希望だ」とか「だって、それしかない」が決まり文句で、私個人としては敢えてそう言い切ってしまう東浩紀にヒロイズムさえ感じてしまうのですが、この本を読んで実は彼自身がそう言い続けることに少し疲れていて、更に秋葉原通り魔事件はそんな彼にとっては追い討ちだったのではないかと想像します。

それでも東浩紀を突き動かすものは果たして希望か、絶望か。大塚英志が最後まで譲らなかったのは、単純に理解や認識の限界と言い切っていいのか。
どうでもいいと言えばどうでもいい。しかし、これは論理というよりはそういうことを考える本だと思う。
でなければ二人の喧嘩をただ楽しむ本か。それだけでもとりあえず十分読み応えはある。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Null
形式:新書
 ある界隈では、有名な二人の対談集。
 
 この場合、ある界隈というのはオタクカルチャー、サブカルチャー、ネット(はてなダイアリーとか)、批評、といった人文系の言説全般のこと。理工系の研究者や、社会科学系の専門家(弁護士や会計士)だと、案外知らない人も多いんじゃないかな。ポストモダンのタコツボ化ということか。もし、二人のうちのどちらかの読者なら、楽しめる本だとは思う。

 秋葉原無差別殺傷事件の加藤について、事件後ということもあり最後の章で話題に上がるが、批評はそういう切羽詰った人で、かつ、犯罪に走るような人に対して、ちゃんと届くか、と、批評の役割そのものについて問われることになる。

 大塚は、批評(および、文学、サブカルチャー)の役割は、一種「救うこと」だと考えているふしがある。東はそのことに対してはいくらか絶望しているだろうか。「批評や文学ってのは、心の強い人を、より強くしていくだけ」とかなんとか言う。

 意外なことに、大塚の暑苦しい主張に好感を持ってしまった。ただ、僕個人が大塚の批評なりマンガ原作なりの表現に「救われた」ことというのがないので、空回りしている感も見て取ってしまう。

 あとがきで、東氏が「世間で不当に低く評価されている」と評しているが、大塚氏はいまいちメジャーになれず、批評からは退場して教育者になってしまったみたいだ。やっぱり「オタク」(かつ、デブ)というのがマイナスの記号だからか。岡田斗司夫なんかと比べても、大塚英志という批評家の評価は高いのか低いのか良く分からない。

 二人の熱っぽい思考に触れられるという点ではいいが、もちろんこの本は、「心の強い人」をより強くしていく程度の役割しか果たせないだろう。長文で理論整然とレビューを書けるような人になりたいならともかく、オタクがどう生きるべきかまでは教えてくれません。
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投稿日: 2008/12/27 投稿者: hanaohanao
評価不能
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投稿日: 2008/10/26 投稿者: しゅてんだる
‘おおつかえいじ’のゆくえ
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投稿日: 2008/10/16 投稿者: POST MODERN LOVERS, Jr.
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