ラーゼフォンは一般にあまり評価を得ていない作品です。
EVAを彷彿とさせるストーリーやキャラクター設定などが批判の的となり、放送当時は正当な評価を下す人は少なかったと記憶しています。
しかし、私は非常に完成度が高い作品だと感じています。
アニメーションとしてはもちろん、ロボット物によくある所謂「燃える」展開も多く内包している本作。
しかし、単なるロボットアニメではなく、私はこの作品は純粋なラブストーリーだと考えています。
ある事情で離れ離れになってしまった二人の男女、その二人が再び出会い、そして愛し合う物語なのです。
山田章博氏が描く美しいキャラクター達。
橋本一子氏が奏でる豊かな音楽。
そして、監督である出渕裕氏渾身のラーゼフォンデザイン。
その全てが主人公「神名綾人」と、ヒロイン「三嶋遥」の愛を描く道具として使われる。
緻密に計算され、序盤の複線が徐々に解きほぐされていく脚本も素晴らしい。
アニメ版、映画版、ともに変わらないテーマですが、映画版のほうがラブストーリーに特化していると思います。
今まで見たこと無い人も、是非この世界を体験して欲しいです。
そして、単なる模倣作品であるかどうか、自分の目で判断していただきたい。