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26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
アカデミー賞オリジナル脚本賞は伊達じゃない,
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レビュー対象商品: ラースと、その彼女 (特別編) [DVD] (DVD)
まず、リアル・ドールと聞いて、アンなことやソンなことを想像しておりました。(笑) でも、エッチなシーンは全くありません。主人公のラースは、シャイどころの話ではない。でも、彼が限りなく穏やかで、限りなく心の優しいピュアな青年。ラースが極端に人見知りするのは、母の死に責任を感じ、それがトラウマになって心を閉ざしているためだ。 人と接触しても、その人がいつか自分から去ってしまうかと思うと怖くてたまらない。恐れが妄想を呼び、心の病が人形を擬人化したのだ。ラースにとって、リアルドール・ビアンカの存在は性的欲求を満たすものでも、寂しさを紛らすためのものでもない...。 本人は気付いていないが、ラースは周りから愛されているんだよね。周囲の人々も心底理解し、受け止めている。ビアンカを恋人と認め、パーティに招待し、仕事まで世話する。 ラースを演じたライアン・ゴズリングは、文句なしのはまり役。口数は少ないものの、無垢な心と、ゆれ動く感情と意思を言葉以上に表現している。義理の姉カリンを演じるエミリー・モーティマーも印象深い演技を見せています。特に、かすれた声でラースを叱責するシーンは感涙ものでした。印象的なシーンの多い映画でしたが、個人的にはラースがテディ・ベアを蘇生させるシーンが一番好きかな。 コミカルな前半から、どんな着地の仕方をするのか心配だったのですが、見事なラストに落ち着きます。人形との恋という突飛なスタートから、小さな町のヒューマニズムを経由して、生と死をみつめた真摯なドラマ、主人公の心の再生というゴールへ至る道を、ちゃんと地に足をつけて描き切ったことを賞賛したい。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人になる方法,
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レビュー対象商品: ラースと、その彼女 (特別編) [DVD] (DVD)
ひとりの青年が「大人」になっていく物語です。成人すれば「大人」になれたのは、昔の話。 大人と子供の境界線があいまいな現代。 主人公ラースも大人になりきれない現代の青年のひとりです。 ビアンカというリアルドールと接することは、 ラースが大人になるための踏み絵のようなものであり、 通過儀礼でもあります。 ビアンカとの関わり方のなかで、 彼は狂気に陥るようにも見えますが、 現代において大人になるということは、 そういう命がけのものなんです。 人間は他の動物のように漫然と暮らし、 セックスをすれば大人に成るわけでなく、 命がけの大きな決断をしないと大人になれない。 そんな現代の「大人になること」の困難さを教えてくれる一本です。
19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ハートウォーミングな傑作,
By DJ TOSHi (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ラースと、その彼女 (特別編) [DVD] (DVD)
シャイで引きこもりがちな草食系ラースがリアルセックスドールに恋をしてしまう設定からして滑稽だが、ファンタジックでしっかり芯のある深いテーマ。 ところどころクスっと微笑むシーンもあったりと、 コメディー映画としても撮ることは可能だったのでしょうが、 実にシリアスな演出で、そこがこの映画のミソな気がします。 どんな結末が待っているのか非常に気になり、脚本的にも満点だと思います。 動かなかろうが喋らなかろうが、彼にとって彼女は疑う余地無くリアルに存在していたんだと思います。 彼女をきっかけとして町が一つにまとまっていく様はなかなかです。 なんかラストは胸が熱くなって泣いてましたよ(笑) 彼女に主演女優賞を。
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