ロードショーを観そこなったネトレプコとビリャソンのオペラ映画、「ラ・ボエーム」。ようやくDVDが発売です。
早速購入し、楽しみました。
「若く貧しい二人」という設定がビジュアルとして耐えられるのがまず、ありがたい。
望みのバーが低いですが、太目が多く、ベテランの歌唱力が求められるオペラ歌手では、「ラ・ボエーム」のキャスティングは非常に大変です。
その点、この二人はミミとロドルフォにぴったりです。
控えめでありながら、しっかりした自分を持っているミミ。陽気で夢見がちで男らしい強引さを持つロドルフォ。語る眼をしているのも、この二人の良さです。
もちろん、歌唱は絶品で、気持ちよく抜ける声、抑えていても通る声はカタルシスを感じます。
オペラ映画は、劇場という制約がない分、様々な映像美を楽しめます。
階上の様子をミミがずっと窺っていたという設定や、出かける途中の二人がミミの部屋に寄るシーンなど、映画ならではの豊かな描写。
また、アップに耐える様々な表現、色彩など、オペラ映画の良さをふんだんに盛り込んでいます。
非常に楽しめる映画でお勧めの一品です!
さらに秀逸なのは特典映像のメイキング。ネトレプコとビリャソンの素顔のコメントやNG映像が沢山あり、また、色々な試みを考えた裏話も満載。しかし、CGを使う事を止めてくれてよかった・・。