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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
時空を超えた名作,
By 石屋川乱読 (御影) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ラ・ジュテ -HDニューマスター版- [DVD] (DVD)
日本人が「SF」というものにまだなじんでいなかった1960年代初めに公開されたために長く幻の名作のようになっていましたが、テリー・ギリアムが「12モンキーズ」(1996) としてリメイクしてからようやく注目されるようになりました。SFファンの間ではすでに 超名作。スチル画像の連続に次第に未来世界に引きずり込まれていきます。この未来の地下世界も それに先立つパリの核戦争による炎上と廃墟、BGM、どれも美術的な価値があります。 ストーリーも美しくせつない。わずか30分程なのに見終わった後、遠い異世界に旅してきたよう な感覚に襲われます。これがまさしくセンス・オブ・ワンダーなのでしょう。 すでにDVDを持っていましたが、今回また買いました。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
衝撃的作品,
By AISYA (静岡県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ラ・ジュテ -HDニューマスター版- [DVD] (DVD)
最初に観た時は どんな映画なのか 全く知らなかったので驚きました。全編スチールに ナレーションでストーリーが進行していきます。 それなのに なんて緊迫感。 そして、クライマックスで数秒間の動画! カッコイイ… フレンチSF の底力を見せつけてくれます。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
SF映画の未開拓の可能性,
By " " ( ) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ラ・ジュテ -HDニューマスター版- [DVD] (DVD)
ある一瞬のシーンを除き、全編が写真とナレーションのみで構成された特異なSF映画。ラ・ジュテにおいてその手法は、単なるこけおどしや、コンセプトのみが先走った実験ではなく、その内容とも分ち難く結ばれている。 イギリスのSF作家J.G.バラードが著書にて「私の知るSFのタイムトラベルのシーンのなかで、唯一なるほどと思えるものだ。」と語る手法とは、 過去への強固な執着によってタイムトラベルさせるというものだ。 未見の方はぜひともご覧いただきたい。 そこにはあの胡散臭い疑似科学は一切存在しないし、現実にもこんなふうにタイムトラベルを行った人間がいても不思議はないように思う。 この手法は物理的な時間認識からは決して産まれてはこない。 主人公にとっては、もはや一般的な時間軸での過去も未来も意味を持たない。 過去も未来も、唯一動画となったシーンを中心に散逸した写真の様な追憶と記憶の集積でしかない。 現在のSF映画は科学的想像力を土台に、豊富な予算と高度な技術を用いて実現された物に支配されている。 対して『ラ・ジュテ』は今だほとんど未開拓の想像力によるSF映画の萌芽と言える。
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