マーヴィン・ゲイとジャンの間に生まれたノーナ。(今のところ)唯一のアルバム。
1992年、ATLANTIC/THIRD STONEから発売。
1990年にDONNY HATHAWAYの娘、LALAHがVIRGINからデビューした事も関係あるのか、18歳でデビュー。
LALAH HATHAWAY同様、この時代の音に若々しい歌声が躍る。
#2のデビュー・シングル:I'M OVERJOYEDはSHANICEのI LOVE YOUR SMILEとともに、この時代のガール・ポップ・ソウルの金字塔。
(ま、あくまで個人的意見ですが。)
製作はLALAH HATHAWAYのHEAVEN KNOWSをヒットさせた(HEATWAVEにいた)DEREK BRAMBLE(#1・4・10)、2年後BRANDYをスターにするKEITH CROUCH(#3・7・11)、CHRISTOPHER TROY&ZACK HARMON(#2)、WOLF&EPIC(#5)、AARON ZIGMAN&JERRY KNIGHT(#6・9)、BERNARD BELLE(#8)と6組に及ぶ。UNCLE CHARLIE WILSONやDAVE KOZ(sax)などがゲスト。
だが、シングル2枚がR&Bチャートでも中ヒットにとどまり、アルバムのセールスも芳しくなかった。
JAM&LEWISやTEDDY RILEY、BABYFACEといったこの時期トップ・プロデューサーだった面々に製作を仰げば、どうなっていたか。
今作発表後ノーナは1994年、PRINCE主導の「1-800-NEW FUNK」で殿下とLOVE SIGNをデュエット、またBOBBY WOMACKのA WOMAN'S GOTTA HAVE ITをカバー。
1995年、MARVINへのトリビュート・アルバムでタイトル曲:INNER CITY BLUESをカバー。
しばらくして、911のチャリティ・プロジェクトでのWHAT'S GOIN' ONに参加し、わずかな音楽活動をついえてしまう。
LALAHが音楽活動を続けているのと対象的で複雑な気持ちになる。
だが、2000年代に入り、ノーナは女優として活躍。「ALI」や「CRASH」で印象的な役どころを演じていた。
DVD「BEHIND THE LEGEND/マーヴィン・ゲイの真実」では亡き父を語るノーナが子供を抱えていた。
残念な最期を遂げてしまった父親を思いつつ、彼女は幸せな家庭を築いている、そう信じたい。
そして、今作が再発されカタログに残ってることにも意義を感じる。