『一人だけの軍隊』を先に読み、物悲しく救われない結末にも何故か魅かれるものを感じて、映画館に足を運んだ『ランボー』。
当時の思いと懐かしさから、このボックスを購入した。
結論から言うと、ガッカリだ。
『ランボー』という映画そのものに失望しているのではなく、このBD化にヤル気が感じられない。
まず映像は、マスターに起因すると思われる『ブレ』が、『ランボー』『ランボー2』とも頻繁にある。
特に、カーチェイスシーンやヘリコプターの飛来シーンで顕著に感じられる。
『マスターテープの問題だろう』と自分に言い聞かせてはいるが、もう少し修正するとか修正が困難なら『一部マスターに起因する〜』とアナウンスを入れて欲しいかった、が、これは諦めよう。
次に音声だが、これが全くもって酷い。
先に挙げたカーチェイスシーンでは、車が下手から上手へ移動していく際、走行音も同じように移動する訳だが、シームレスに左から右に音が繋がっていかない。ある地点までは左ばかり、ある地点からは右ばかりという印象を受ける偏ったサウンドデザインになっている。
これはカーチェイスだけでなく、ヘリが画面奥から視聴者側に向かって飛んでくるシーン等でも同様である。(分かり易いシーンが『こうした場面』ということであり、全編通して『キャラクターの位置関係』や『物の移動音・破壊音』に効果的な音響がされていない)
このボックスは、昨今火がつき始めたBD市場に便乗して『売れそうなら作っとけ!』と片手間にトランスコードしただけのソフトじゃないのか?
折角BDにするのであるから、形ばかりのBD規格でなく、BDならではの質を確保して欲しかった。