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ランプコントロール [単行本]

大崎 善生
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

あの日、たしかに二人は別れたはずだった。けれど僕らは同じ灯を見つける。何度でも、何度でも―。恋愛小説の名手による最新長篇。東京とフランクフルトを舞台に綴られる時を超えた純愛と、魂の救済の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大崎 善生
1957年、札幌市生まれ。2000年、『聖の青春』で第13回新潮学芸賞を、翌年『将棋の子』で第23回講談社ノンフィクション賞をそれぞれ受賞。また、02年『パイロットフィッシュ』で第23回吉川英治文学新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/07)
  • ISBN-10: 4120041360
  • ISBN-13: 978-4120041365
  • 発売日: 2010/07
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 182,389位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By nori2m
形式:単行本
「ディスカス〜」以来の大崎善生だった。「ディスカス」の時には、おいおいどこに行くんだ、大崎!自分の趣味の話しかい。とせつなくなったが、今回はパイロットフィッシュやアジアンタムブルーを彷彿させる極上の恋愛小説でせつなすぎる物語だ。 ドイツへの転勤を目前にした「僕」直人と広島に死を間近に迎えている父を持つ理沙。決定的な別れを二人は避けて、愛し合いながら離れ放れになっていく。 ドイツから何度も連絡を取っても音信不通となり、僕は闇に取り込まれていく。この何度も繰り返される「闇」のモチーフが素晴らしい。ステファニーというプラチナブロンドの恋人がすぐに出来てしまうあたりが、大崎らしいところだが、またこのステファニーが素敵すぎる。僕を取り巻く「闇」に少しずつ光を与え、その優しさに胸が苦しくなる。 しかし、三年半たって僕は日本に帰り、物語は劇的に展開していく。 人が人を想うということはどういうことなのだろう、そこにある「記憶」と現在の状況。ラストのまばゆくばかりに広がる海の光に、主人公が見る未来は決して物語の中の二人だけのものではあるまい。いやぁ〜しびれた。最高でした。今年上半期の一番です。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
良かった。やっぱり、大崎善生の恋愛小説は素敵です。とても生々しい描写があるのに、透明感があって。すごく理知的なのに、時に情熱がほとばしっていて。ある意味とてもご都合主義的なストーリーなのに、静かに引き込まれて、しっかりと主人公のナオトに感情移入し、理沙をステファニーを応援している自分がいます。吉田修一の『悪人』や『さよなら渓谷』の様などうしようもない人間の業や性を突き詰めた作品も好きですが、凛としていて、それでも最後は“人の温かさ”の様なものを信じている大崎善生の恋愛小説は素敵です。
“凛としていてでも暖かい”作者の生まれ育った札幌の街を懐かしく思い出します。
最後に大崎善生の作品には、心に残るフレーズが必ずあるのですが、今回は『ごめんなさい。恋愛というこの感情は確かに二人で育てたものだけど、壊すことは一人でできます。それがこの感情の持つ、独特のそして際立った切なさなのではないでしょうか。』です。
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形式:単行本
 久しぶりの恋愛長編、ということで読んでみたのですが、自分はちょっとハマり切ることができず読み終わってしまいました。

 確かに久しぶりの恋愛長編で主人公も懐かしい感じはするのですが、やっぱりアジアンタムとは違うなぁと思いました。考えてみると当たり前で『アジアンタムブルー』から『ディスカスの飼い方』・『Railway Stories』まで読んでいくうちに感じてくる違和感みたいなものを自分は感じていて、そこからいきなりアジアンタムに戻るわけはなく、アジアンタムに似てはいるけど違うと。
 こだわらない人にとってはどうでもいいのかもしれませんが……。

 今作を読んで『Railway Stories』の話を長編にした感じだと思いました。序盤は3年経った恋がどうなるかとかに期待していたのですが、その後ずっとドイツの話が続き、後半も多少腑に落ちない点などがありのめり込めず、なんか本当に酷評になってしまいますが『ディスカスの飼い方』の恋愛の方がグッときました。
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