おそらく今回の『Living Dead』第四弾は、賛否両論でしょう。
他のサイトを見ても大体真っ二つに意見は分かれてますね。
私自身は肯定派です。
確かにホラー映画ですから、ゾンビそのものに知性を持たせてしまうと本来の『人を食うことしか知らない化け物』の恐怖感は薄れてしまう。
実は、前作『死霊のえじき』が公開されたときも、ある雑誌の評論家はバブ(刷り込みで少し賢くなったゾンビ)の登場は正しかったのか?と疑問視していました。
しかし、ロメロは恐らくこの辺のリスクは読んでいたのではないか?と思うわけです。『ゾンビ』を使った映画は一昔前だったらロメロ(正統派)かフルチかZ級ぐらいしかなかった。しかし昨今の『ドーン~』や『28日後』、『バイオ~』のように、ゾンビ物の再評価によって多くのメジャー系映画として製作されれば、本家が同じ事を繰り返すわけには絶対いかなかったはずでしょう。
で、あればロメロがやることは、本家としての社会派色を強めることだった・・・と私は考えるのです。
ラストシーンの花火・・・批判があっても私はあのシーンが好きです。
結局ロメロは搾取され続ける弱者(貧乏人やマイノリティ)を描きたいのであって、弱者が搾取をする権力者に戦って打ち勝つという構図を永遠に愛し続けている数少ない監督だと思うのです。
永遠に静かに怒れる監督・・・2005年に素晴らしい映画をありがとう。
最後にアーシアはやっぱり美しい。
親友アルジェントの娘をロメロは本当に可愛く撮ってました!