彼の才能は誰もが認めるものだが、彼のアルバムを買うのは少し勇気がいる。
凝り性でありながら飽き性、新しいものにすぐに飛びつく、普通の展開じゃ
満足できない、才能があるのは分かるが一度に色んなことをやろうとする・・・
などなど、捻くれ者なだけに常人では理解できない楽曲も数多い。
だがこれは彼の長いキャリアの中で唯一、ひとりのSSWとして真摯にアルバム制作
に向き合った傑作ではないかと思う。本当に優れた楽曲が数多く納まっている。
ウェーリングウォールという超名曲を始めカントリータッチのレンジウォーも
素晴らしい。全体にバラードの多いアルバムですが、トッドのバラードは
決して甘口にならないところが良い。
彼独特のシニカルなジャケットに騙されてはいけませんよ。