主人公の空想によりゲームのヒロインが現実世界に現れる物語。
主人公は誰よりも国民的RPG「ドラゴンブレス」を愛する高校生。空想により現れたヒロインは「ドラゴンブレス」の中の勇者である。
登場人物として強烈な個性を脇で放つ「撫子」と「みこと」。
無駄に登場人物を増やさなかったことにより、一人一人の個性を書ききる余裕が生まれたように感じた。
かしこさ「40」の勇者あり、ツンデレお嬢様あり、幼馴染系お姉ちゃんありと抑えるべきところは押さえ、それでいてめざとすぎない。
どんな物語であれ必ずと言っていいほど「妹」がつきまとう昨今、読者の注意を分散させない為か主人公は一人っ子である。
当然というか勇者がいるので、現実世界でありながら魔法の使用もありらしい。
そこをご都合主義ととるかどうかで、この作品の評価が変わるかもしれない。
魔法と現実は折り合いが難しいとも感じるので、これぐらいなら個人的には許容範囲だった。