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一言で言うと、『直球のストレートラブコメ』だろう(笑)。あまりの駆け引きのなさと、ほんとかよのど真ん中直球に、初めはめちゃめちゃ照れるが、その波を乗り越えると、今度は逆に透明感漂う清々しさにいたる。ラブコメというジャンルの歴史は、長いけれども、ここまでラブ以外の要素をぬき去った『ラブのみ』というのは初めてだろう。とにかく読んで見ることをオススメする。ものを考えすぎる人ほど、ストレートさに心が浄化されると思う(笑)。
前に『サトラレ』でも思ったが、ウソのない世界というのは、ありえないだけに強い感情を呼び起こさせる。人間社会のコミュニケーションというのは、相手の言葉と心が必ずしも同一ではないという大前提で形成されている。それが故に、作品世界でこういう誠実さを見せられると、ほんと感動するよなぁ。教室中が拍手するシーンは、妙に宮崎駿監督の『耳をすませば』の彼を思い出した。はっ、いま気づいたが星野君とキャラかぶるな。
例えば、過度に喜劇的であるとか悲劇的であるとか、「ラブ要素」以外な要素が強ければ、読んでいてもそんなに照れないんだが、真っ正面から「ラブ」をやられると、これはもう、読んでいてとても照れくさい。
で、この作品、真っ正面からシンプルに「ラブ」やってます。というか、ほとんどそれしかやってません。多少、キャラクターの描き方にコメディ的な要素が入っているかな、という!程度で、あとは全編に渡って、「高校生のカップルがつきあってマース」っていうことしか描かれていません。
でも、読んでいてそんな照れくさくないのは、なんというか、一種の透明感があるからで、「ここまでシンプルにやられるといっそ清々しいよなぁ」とさえ感じます。
なんかこう、読んでて「あー昔はそんな事思いながら恋愛したっけなぁ」と、... 続きを読む
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