初めてこのアルバムを聴いたときは,コミカルな印象が強かったです。今までの岡崎さんのアルバムとはだいぶ雰囲気が違うなあと感じ,他のアルバムほどは聴いていませんでした。
そんな僕の第一印象を大きく覆すきっかけとなったのは,ラブひなの出演声優たちのコンサートを収録したDVD「ラブひなFINAL SELECTION」(岡崎さんもゲスト出演されています)を視たこと,そしてラブひなの原作を全巻読んだことでした。
声優さんたちが岡崎さんの曲を一生懸命に,そして楽しそうに歌っているのを視て聴いて,改めて岡崎さんの楽曲のすばらしさに気づきました。また原作を読んで,岡崎さんの曲作りの緻密さにも感心しました。コミカルなイメージの背後に,しっかりと岡崎さんらしさが表れていることに思い至ったのです。
それ以来,このアルバムも大好きになりました。
ラブひなの世界観を彷彿とさせる曲が多いのは当然ですが,それを置いても『Friendship』は秀逸です。ひなた荘のメンバー,そして僕らに対する岡崎さんからのエールです。
♪ きっと君がその憧れや願いを叶えること
ずっとずっと信じてる ♪
最終曲であり新曲でもある『Merry Christmas to You』は,ラブソングの形をとっていますが,やはり岡崎さんから僕らへのメッセージ性を強く感じます。岡崎さんらしさが最も色濃く出ている曲と言えましょう。
このアルバムに抵抗を感じる方は,声優さんたちの歌声と聴き比べてみてはどうでしょうか。改めて岡崎さんの温かな眼差しに気づくことと思います。