「あたし」視点から第3者視点で書かれていたのは前作より改善されていた点と言えるでしょう。
ただやはり文章力がなく、小説というよりは日記を見ているよう。比喩が皆無だからか文章に広がりが見られない。
そして、いまだに「←」の使用が認められます。
分かりやすさを求められたとしても学校の課題レポートではないのですから、もう少し工夫が欲しいところです。読み手が物語の世界に入ろうとしているところなので。
見せ場のあのシーンでも「まるで別人で」「まるで違っていて」と繰り返されるだけで、どんな風に違うのかほとんど書かれておらず挿絵に助けられています。シリアスなのに緊迫感がありません。
ほか随所に状況説明不足があり、「え、いつ顔を近づけたの?」と首を傾げることも。
そして終盤ですが…いくらセレブとはいえ高校生が行く場所ではないですよね。あんなところでなくてもいいムードは出せます。
しかしゲーム未登場キャラも出てきますし美味しいところもあるにはあるので、ゲームをプレイした方には程よい味付けになって面白いかもしれません。