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面白いのはラフマニノフ自身がどう演奏したかなどお構いなしに楽曲の持つ魅力を引き出している所でしょうか。明らかにラフマニノフ自演やアシュケナージより美しいです。少なくとも私はそう感じます。日本でも人気高いOp.23-5などは間違いなくこの演奏が最高です。
またアシュケナージと比較して聴くのも面白いでしょう。どちらが良いという訳ではありませんが、リヒテルを聴いた後にアシュケナージを聴くと、アシュケナージはつぶさに楽曲を分析して意識して演奏しているという点がくっきり見えてきます。リヒテルの演奏はダイレクトに心に届くので、技巧も何も感じなく、全てが音楽の中の必然であるかの様に感じます。アシュケナージの演奏もかなりハイレベルにまとまっているのですが、根本的な音楽に対するアプローチが違う様に感じます。
ラフマニノフ愛好家は勿論のこと、興味をお持ちの方であれば是非一度聴いてみてはいかがでしょうか?
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