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同じ天才の系譜に属するショパンがオーケストレーションを苦手としていたのに対して、ラフマニノフがオーケストラを自在に使いこなした事は二人のピアノコンチェルトを聴き比べれば誰の耳にも明白な筈だ。
様々な点でこの曲は非常に良く出来て居り、過去の大作曲家達の交響曲群と肩を並べても決して退けをとる事は無いと思うのだ。
ただ全曲に漲る情感とメロディの洪水が、演奏の如何により聴く者を食傷気味にさせる危険性を常にはらんでいる気もする。
そう云った意味でもこのプレヴィンの旧録音は実にバランス感覚のとれた素晴らしい演奏で、曲本来の魅力を過不足なく味わう事が出来る。
元々ピアニストであるプレヴィン。ラフマニノフの作品にに対する彼の強い共感が演奏の随所に表れていてる様子が伺い知れる。
何よりも「ラフマニノフ節」を何ともスマートに演奏しているところが素晴らしい。
ベルリンフィルも恐らく一番油の乗っていた絶頂期で、この重厚な曲を見事に浮き彫りにしていて素晴らしい。
この魅力的な「交響曲第2番」が世に広く知れ渡っていない事は残念至極である。
この一枚はこれから初めて同曲を聴く方に是非お奨めしたいCDだ。
プレヴィンの素晴らしい演奏に触れる事によって、より多くの方がこの曲の魅力に目覚めて頂ければ私も望外の喜びである。
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