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この作品がそれまでの作品と一番違った所は、表現の方法。
それまでの作品は主人公の女の子の「一人称」だったのに対し、「三人称」でかかれているという点。
そして「生と死」というテーマを真っ向から見据えたその姿勢でしょうか。
他の命を奪いながら生きてゆかねばならない罪深い存在でありながら、何故自殺してはいけないのか?
若い頃にはよくつき当たる疑問かもしれません。
キリスト教圏の人間ならば、「それは罪である」という明確な答えがあります。しかし仏教圏の住民である私達日本人にはそれはない。
両親が悲しむから、友人達が悲しむから…そうした理由も付けられなくはないけれども、今ひとつ説得力に欠ける。
この作品の中で新井氏は登場人物の一人に、その疑問に対する明確な答えを述べさせています。
賛否両論はあるでしょうが…私はこの意見に賛成。
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