魔界都市シリーズで、いやいや恐らくは菊地秀行全作品の女性?キャラで1・2を争う人気者であろう人形娘(名前はまだない)が初主人公の作品です。
短編集の形をとっており、ミステリーっぽい作品なんかもあったりします。まあ、もちろん舞台は魔界都市<新宿>であり、菊地作品お約束のシーンもあったりするのですが、なぜか人形娘が主人公だとあまりいかがわしい雰囲気は長続きせず、どちらかというと菊地秀行が初期に書いていた数少ないファンタジー系の作品のような匂いがしたりします。
ちなみに全作品を読んでない私にとって最大の謎は確か「夜叉姫伝」あたりで秋せつらにキスをされた人形娘が笑えるようには造られていないと独白するシーンがあったように記憶してるんですが今作での人形娘は居酒屋で微笑みを振りまいてます。(なんで居酒屋なんぞに。っていうのは読んでのお楽しみ。メフィストのことを「あの薮医者」と毒づく人形娘も結構笑えます。)私の認識違いかトンブに改造でもされたのか?はてさてw(いや、居酒屋以外でも笑ってますがw)
「おお!新機軸か?」というような作品ではないですけど、たまにはこんな菊地秀行もいいかなってとこで4つ星です。