コメディやアクションだけが米映画ではない、こんな作品も作られているんだなあと実感した作品。ちなみに主演の二コール・キッドマン自身が製作したそうです。
ストーリー:4歳の子供ダニエルを事故で失ってから8ヶ月が過ぎようとしていた夫婦、そろそろ悲しみを乗り越えて「通常」を取り戻さなければならない時期が来ていた。 二人は同じ境遇の夫婦が集まる集会に通ったりしたが第三者から見て「普通」の状態ではなかった、このあたりがアメリカっぽい。 夫は「二人目を作ろう」と持ちかけ、妻は「家を売ってしまおう」と言う、双方の答えはノー、中盤から二人の別行動が目立つようになり、互いに新しい秘密の「友」を作ってしまう。妻側の実家をも巻き込み遺族の苦しみを描く。
私が着目したのは「対比」である、冒頭に妻の妹が登場、ここで2人の姉妹の対比、妹は相反しても妊娠が発覚。集会に集まってきていたもう一組の夫婦がいてその夫婦との対比、夫婦はベテランの遺族ながら破局を迎える。そして身近にいたもう一人の「息子に先立たれた母」との対比、妻の母で息子は主人公の兄、30歳の時ドラッグで死亡。夫婦は2台車を抱えていて後半はそれぞれが運転、二人の行動の対比、鍵の置き場の描き方も意味深。この映画のタイトル「ラビット・ホール」も劇中に登場する本「パラレル・ワールド」も二つの世界が存在する事を示唆している。 これから見る方は「対比」「2」をキイ・ワードで見てください。