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もともとは1978年に「サタデー・ナイト・ライブ」で生み出されたショート・フィルム・パロディ。一大旋風を巻き起こすイギリス人4人組のニセ・ドキュメンタリーは70分に拡大され、エリック・アイドルが「モンティ・パイソン」以外に成功したものとなった。ビートルズのキャリア(と伝説)を拝借して、アイドルは、ビートルズ本人たちにそっくりなおなじみの癖をもつが、知性はまるで似てない4人の分身を作り出した。『スパイナル・タップ』(6年後に生み出された)にみなぎっていたギャグと同じと思われるかもしれないが、まさにその通り。ただ、大きな違いは、『スパイナル・タップ』の風刺は意識的に一般向けだったが、こちらはさらにマニアックで元ネタに忠実だ。
ラトルズの神話を語るにあたって、アイドル(真摯な語り手役と、マッカートニー風ラトルズ・メンバー、ダーク・マックィックリーの二役を演じている)は、誰でも知っているポップ史の知識を豊富に使い、大胆にも、ビートルズの歴史をかきかえてしまった。時代考証へのこだわりはギャグをさらに笑えるものにしているが、アイドルの最終兵器は、実は、ジョン・レノン風キャラクターであるロン・ナスティ役を務めたニール・イネスだ。最高のビートルズのパロディ音楽を組み立て、『ラトルズ 4人もアイドル』に興奮をもたらせたのはイネスなのだ。かつて伝説のボンゾ・ドッグ・バンドのリーダーだったイネスは、ビートルズのリリシズム、エネルギー、変化するスタイル感覚などをしっかりつかむ才能をもっていた。
本物ジョージ・ハリスンのありがたい出演と、ミック・ジャガーやポール・サイモンのインチキくさいカメオ出演もあり、『ラトルズ 4人もアイドル』はビートルズ自身の栄光輝くコメディ映画の良き仲間となり、そして神聖ぶったポップ・ミュージックのドキュメンタリーに対する最高の解毒剤となったのだ。(Sam Sutherland, Amazon.com)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
モンティ・パイソンのエリック・アイドルが、ビートルズの軌跡を皮肉たっぷりに再現したパロディ・ドラマ。ミック・ジャガーほか、超有名ミュージシャンが多数出演!