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57 人中、53人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
比較的楽しくわかりやすいラテン語教科書,
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レビュー対象商品: ラテン広文典 (単行本)
ラテン広文典というから、初等的文法は飛ばしていきなりラテン語特有の用法・用例を羅列した本を想像したが、実はamo, amas, amat...ではじまる文法教科書である。文法編が33章、補説が10章からなる。適宜与えられる問題は羅文和訳で、10章までは完全な解答が、11章からは注釈的なヒントが与えられている。また練習問題よりも長めの文章の読解も適宜挿入されており、13章から少しずつオヴィディウスの変身物語、27章からはハンニバルの物語を読む。忍耐は必要であるが、楽しくラテン語を学べるように工夫されていると思う。ただ1つの難点は、漢字が旧漢字をもちいていることだ。若い人には読みづらいところもあるかもしれない。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ゆっくりと味わいながら勉強する本です。,
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レビュー対象商品: ラテン広文典 (単行本)
『ヨーロッパの言語』の泉井先生の本なので、読んでみました。期待にたがわない、よい本だと思います。 全466ページのボリューム、294ページまでが本論で、そのあとは補論になっていま す。単語リストは、600語ほどなので、比較的平易なラテン文をもちいてラテン語を 習得するように構成されています。 特徴は、 1)初めから、ラテン文に親しみながら、ラテン語の文法を学ぶ。 はじめに、 Japonia est insula.Italia non est insula. Italia est paeninsula.Japonia non est paeninsula.--- といったラテン語から入ります。 2)83ページからは、Arachneという、長文のラテン文にはいります。 3)本編で、ラテン文法の基礎を学んだら、補論でさらに細部を学びます。 ーーー単語、語法の解説が懇切丁寧です。 泉井先生によれば、「一つの言語の理解には、この種の細部の理解、または感得が重 要である。 その言語がその人にとって生きてくるか否かは、ひとえにこの種の細部に対する感得と理 解にかかっている。」(序) 練習問題の解答も付いています。 ゆっくりと勉強する人に向いています。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名著だが技術的な整合化が必要。,
By 泥まみれ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ラテン広文典 (単行本)
泉井先生の好著の一つでありませう。広文典といふよりも独学者も対象にした入門段階から利用できる教科書といふ構成になつてゐます。長らく大学の教科書にも使はれてきたと聞きますが、いまでは大学生の学力がずたずただから、本書は到底使へないでせう。実は俺自身、最初にラテン語を学んだときに繙いたのが本書でした。最初から丁寧に読み、自らペンを執つて演習していけば、数か月で中級の中ぐらゐの古典ラテン語文法の知識と理解は身につけられるのではないでせうか。俺自身さうでした。本書を終へたらウルガタ聖書が十分読めましたね。独習の際には、本書の他にラテン語の辞典はもちろんですが、できればまう一冊文法書を用意して、わかりにくいところなどクロスで参照できるやうにしておくと有益ですね。あと必要なのは単語集を買つて、いつでもどこでも持ち歩き、暇があれば常に暗記と書き取りをやつて、本書の学習と並行して語彙を増やすことですね。この程度の準備をして臨めば、集中できる時間さへ取れれば、ラテン語の実力養成にもつてこいの名著です。ただ難点であるのは、やや古い刊行といふこともあつて、名詞変化表の格の記載順序が一貫してゐないなど、利用・暗記の際にやや戸惑はせる技術上の不整合があることです。かういふ点は現代の一貫した方法で再編集してほしいところです。誤解はなからうと思ひますが、これはあくまでも技術的な問題であつて、例へば格変化の説明が悪いわけぢやありません。
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