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ラッフルズホテル
 
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ラッフルズホテル [単行本]

村上 龍
5つ星のうち 2.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

限りなくピュアで潔い愛の航跡!元戦場カメラマン狩谷にかける女優・萌子。ニューヨークからシンガポールへ、萌子の愛の追跡が始まる…。すべてを捨てて愛を貫く女の物語。(解説・村松友視)
--このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「お前はジャングルに咲く野生の蘭のようだ」戦場の影をひきずるカメラマン狩谷のことばが女優・萌子の胸に響く。華やかなシンガポールの夜に交錯する男の過去と女の想い…。すべてをすてた萌子の愛の追跡。書き下し恋愛長篇小説。

登録情報

  • 単行本: 189ページ
  • 出版社: 集英社 (1989/09)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087751333
  • ISBN-13: 978-4087751338
  • 発売日: 1989/09
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,142,167位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By イッパツマン トップ500レビュアー
形式:文庫
 村上龍は結構作風に幅がある。初期には宇宙人やスーパーマンが登場する春樹風のポップな小説もあれば、ここ10年くらいは必死に政治経済を勉強して自転車操業でテーマに落としこんでいたりする。で、バブルの頃はどうしていたかというと、彼はアルマーニを着ながら料理やら映画やらを語っていた。その時書いていた小説の一つがコレで、当時彼が作っていた映画のノベライズ作品である。

 ストーリーは藤谷美和子にインスピレーションを受けたと思われるヒロインのプッツン系女優と、元ベトナム戦場カメラマンで現在は投資金融会社の経営をやって成功している男との不倫話。シャンパンやらグルメやら外車やらに囲まれながら、戦場での話をもったいぶって話す男がラッフルズとマレーシアのリゾート地でヒロインに振り回される陳腐な話だが、今の時代に読むと、この嫌らしさは滑稽ですらある。

 (当時バブル期の)「日本には競争(=戦い)が無い」、というようなことをのうのうと作者は書いてるが、じゃあいったい戦いの現場に彼がいたことが今まであったのか。プッツン女優に殺されかけた後、主人公はジャングルでのゲリラ戦を思い出すのだが、本当に戦争を知っている人間なら、こんな陳腐な設定の小説は書かないだろう。

 バブル期の日本のこっ恥ずかしさを体現したような作品。良い小説もあるんだけど、駄作もある作家さんですね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yoyo
形式:単行本
私は東南アジアが舞台の作品は大好きだ。
ベト戦、カンボジア内戦・・・
昔の村上氏ならではの薬物・・・

この本は恋愛小説であるが、
時代を越える普遍的要素がない。
約20年前に村上氏が書き下ろした意味で
読んでみるといいと思う。
村上氏が電子書籍会社を設立したからこそ。
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By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:単行本
作者が監督もつとめた同名映画とのジョイント、
今で言うところのコラボレーション小説である。
当時としては新たな試みであっただろうが
メディア同士の侵食が進む中、企画自体に新鮮味は既に無い。

だからこそ今となっては純粋に「小説」としての
完成度が問われるわけだが、
私が思うに、バブル期の煌く傑作群から
現在の「経済」小説に至る過渡期の小説にあたる本作は
残念ながら高い品質の作品とは呼べないだろう。

技術的な問題で云えば、一人称の視点の入れ替えという
ザッピング手法も上手く機能していないように見えるし、
何より主人公である「女優」のエキセントリックさばかりが先行して
魅力的な人物像を描けていない。

ラッフルズのことを調べていて、この小説にたどり着いたわけだが
作者がこの方向性を追求しなかったことを幸いに感じる。

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