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ラットマン
 
 

ラットマン [単行本]

道尾 秀介
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 2,460

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

結成14年のアマチュアロックバンドが練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。浮かび上がるメンバーの過去と現在、そして未来。亡くすということ。失うということ。胸に迫る鋭利なロマンティシズム。注目の俊英・道尾秀介の、鮮烈なるマスターピース。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

道尾 秀介
1975年、東京生まれ。2004年、『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。2007年、『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/1/22)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334925936
  • ISBN-13: 978-4334925932
  • 発売日: 2008/1/22
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (54件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 40,943位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By VINE™ メンバー
形式:単行本
<このミステリーがすごい!2009>の
第10位にランクインした作品です。

人間が何かを知覚する過程で、
前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまうことを
文脈効果といい、
その例えとして「ラットマン」の絵がある。
同じ絵でも、動物と並んでいると、ネズミに見え、
人の顔と並んでいると、おじさんに見えるのです。

この作品は「ラットマン」をキーワードに、
高校時代から14年続いているアマチュアロックバンドが
練習中のスタジオで遭遇した事件の顛末と、
そのメンバーである主人公の現在と過去が語られていきます。

ミステリーとしてのトリッキーな仕掛けは、
後半の60ページに二転三転しながら、
明かされていきますが、
この仕掛けを効果的にしているのが、
優しさです。
ラストになぜこの作品が「ラットマン」という
題名なのか判明しますが、
そこには救いがあります。
それは、作者が登場人物に
優しい視線を投げかけているからなのです。

単なるミステリーでは終わらない、
心のこもった作品という印象を受けました。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本
“ラットマン”、人間が何かを知覚する過程で、前後の刺激が知覚の結果を変化させてしまう現象に命名効果が加わることから起こるモノの見方のことを言う。そして、今作は、登場人物たちの各々の先入意識、思惑が錯綜し、“ミステリー”が構築されていく展開となっている。
まるでホラー小説の如きケレン味溢れるプロローグから一転、それが実は高校時代以降アマチュアバンドを組み続けている者たちのライヴの余興のネタであった事が分かり、拍子抜けしてしまう出だしから、主要人物のバンド仲間との関係や日常が語られる中、彼の遠い過去の苛酷で忌まわしい“記憶”がインサートされていく序盤、ある事件が起こり、彼の関与を匂わせる中盤、そして、、、。
中盤までの展開は沈々淡々としているし、劇中起こる殺人事件も一件のみ、それも準備万全に計画されたものではない。さほど盛り上がりもなく、正直半信半疑で読み続けていたが、ここからが俄然面白くなってくる。
ミステリー小説ゆえこれ以上は触れないが、ラストの60ページを読み切った後、文中に仕掛けられた作者の巧妙なトリックに唸らされながら、正にその不思議なタイトル名の絶妙さに手を叩いてしまう。
ミステリーの奥に潜む主要人物たちの魂の救済とも呼べるサイド・ストーリーも、作品に“心”を持たせているし、読了感も悪くない。
新年始まって最初の面白ミステリー本とお薦めできるが、本の帯の惹句は些か過剰。文章のルビの多さとまわりくどさが気になるのと、今作者はまだまだこれからもっと面白い小説を書ける才人だと思うので、ここは★4つの評価。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
うまい! 2009/3/2
By
形式:単行本
実に用意周到に張り巡らされた伏線が、ラスト60ページで見事に回収されます 回収のされかたも秀逸です
正直傑作かどうかは微妙ですけど、読んで決して損はない作品だと思います
「ラットマン」というタイトルとその言葉の意味が作中で語られ、人の思い込みへの注意を喚起して堂々と騙します宣言をしているにもかかわらずここまで意外な展開を用意できるのは凄いです
解けてしまうとなんでわからなかったかなあと思うのですが、全ての設定が巧みに計算され尽くしていて読者の盲点をうまく突いており、余程読みが鋭い方でない限り核心はわからないでしょう
確かに、どなたかがレビューされているように、狙いすぎな感も否めないし事件自体も単純で盛り上がりにも欠けます けれども、個人的には 騙された感を愉しむ小説として考えれば十分満足できる作品だと思います 登場人物も最低限で、余計なものを削ぎ落としているぶん素直に入り込みやすかったですし 道尾さんの作品には今のところ外れはないですが、今後もっと素晴らしい、紛れも無い傑作と呼べる作品を期待しています
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
ボタンの掛け違いと思い込み
「龍神の雨」で初めて道尾さんの作品に触れてすごく良かったので、続けてこちらを手にしました。
期待通りの出来栄えです。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ジェダイ
巧みなストリーテラー
ラットマン、文脈効果、命名効果などの心理学的な効果を利用した小説設定は著者の得意とする所だが、本書は書名の通り、人間の思い込みが織りなす人生模様が重層的に事件を作... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: tabopapa
姫川の家族は一体・・・
主人公の23年前の記憶が、ありゃ〜、って感じのただの勘違いだったという、稀に見る独りよがりな小説。30になるまで実の母親との内輪の会話がないとは、あまりにご都合主... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: Kaz
冒頭のイメージと
冒頭は、何やら「結構いい歳になってしまったバンドマン達の帰らぬ青春を取り戻す為のノスタルジックな物語」的な感があり、ちょっと斜に構えた主人公のギタリストとその美人... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ひろ
ミステリとしては面白いんだけどちょっとひっかかる
読者の騙し方が非常に巧みで、二転三転する話の展開に思わずうならされます。
タイトルの「ラットマン」も、オチを知るとああなるほどと納得。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: もなか
人の心に沈澱するもの
本作の素晴らしさは、登場人物の行動のリアリティにある。
人が何に怒り、何によって行動を狂わせ、分かっていても何を言えないのか、... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: たかし
もうビックリ
道尾さんの作品を本書で初めて読みました。はじめから犯人が分かっているミステリーというものが初めてだったのでその時点でビックリ。犯人は分かっていても、犯人の心理状態... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: 平和
道尾修介嫌いのあなたにも
「道尾修介って人気あるらしいけど、それほど面白いとは思わないな」
まわりのミステリ好きに聞いても、そんなひとは意外と多い... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ノーバディ
巧いの一言
道尾秀介は若いが注目すべき作家である。伊坂幸太郎も良いが、好みでいうと、こちらに軍配が上がる。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 暮坂透
オチにはやられました。
事件の起こりが結構遅く、全体として終盤まで淡々とした展開だったので
ハズレかなと感じてしまった作品。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: tyherio
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