長く待ち焦がれたライブ映像がこんな素晴らしいとは。ドキュメンタリーもいいものになって本当によかった。嬉しくて泣いた。
期待でいっぱいの大観衆を前に、どうしてあんな演奏ができるのか。
開演の前には「楽しんで帰ってもらいたい。」などと言い、ステージでは彼ら自身さえも楽しんでいるようだ。人間業とは思えん。
けれどNeilの腕が美しい弧を描き、Alexのギターがエモーショナルに歌い、Geddyの右手からあのベース音がはじけ出てくる、そういう瞬間を見るたびに心も体も揺さぶられるのは、彼らが生身の人間だからだ。音楽はそこから生まれる。
そしてすべての空間に音楽が満ちて躍動しており、ここでは何か新たなエネルギーが働いている。それを見てしまったせいだろう、感じる驚異はCDで聴いたときよりはるかに大きい。
画面が選べるマルチアングルというのもある。ドラムが見たければずうっとNeilにしておけばいいのだ!! あっちこっちから撮ったNeilが続く。 曲は“YYZ” “O Baterista” “La Villa Strangiato”この選曲!! (また泣く)。
“Vapor Trails”のジャケットは燃える火球のイメージだということが映像でわかった。ドラゴンはかわいい。アニメは愉快。なんと’75の“Anthem”が付いてる!! おお、若いのに完璧にRushだ。
ドキュメンタリーはおしゃべりが楽しい。私には字幕がありがたい。
US価格を見てしまうと確かに腹が立つ。もっと安ければたくさんの人たちに見てもらえるのに。
だが見るとお金を払いたくなる。これこそ本当のプロの演奏というものである。