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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
作者の伝えたいことは?,
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レビュー対象商品: ラッシュライフ (新潮文庫) (文庫)
伊坂さんは好きですが、この作品は個人的に面白くなかったです。読んでいて疲れました。 誰も救われない話なので、物語を楽しむ作品でもないし、 複数の登場人物とその環境を、騙し絵のように裏側で繋げていき、 繋がっていないとみせかけて、実は部分部分で関わり合いがあり、 その「繋がり」が不意に表に見えたとき、読者が「えっ」とか「あっ」とかなる。 それを楽しいと感じるかどうか、の作品だと思います。 しかし、その「繋がり」を感じるには、 それぞれの登場人物の流れを最後まで覚えていなければならないわけですが、 時系列をわざとバラバラに書いてあるため、 途中で何度か混乱し、疲れました。 時系列を書き出したりしないと、 1度読んだだけでは、印象の薄いシーンなど忘れているシーンが必ずあると思う。 作中で、当たり前のように実行される複数の殺人事件、 強盗、恐喝、リストラ、銃、鬱病など、とにかく物語が暗い。 そのために、読後感が悪いです。
47 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
のんびり読む小説,
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レビュー対象商品: ラッシュライフ (新潮文庫) (文庫)
5つの別々に見える話が最後にリンクしていく小説。外国映画のような会話はお洒落(若干、予定調和的に過ぎる感じもするが)。エッシャーの絵画で集団から外れて階段に座る男、見上げる男、に注視するあたりがまさにこの作家の眼差しなのだと思う。構成の巧妙さは素人が言うまでもないが、読後に「うまいなあ」とは実感するものの、それ以上の感動や心に残るものが個人的にはあまりなかった。
77 人中、60人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
枝と幹は立派だが、根っこがいまいち…な作品,
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レビュー対象商品: ラッシュライフ (新潮文庫) (文庫)
本作品は、群像劇と呼ばれる手法を使った作品であり、五つの物語から構成されている。この五つの物語は、始めは、それぞれが独立して進んでいるように見える。しかし、話が進んでいくうちに、五つの物語が、色々な場面で繋がっていたことがわかる。読み進めていくうちに、「これはこうやって繋がっていたのか〜」と思わず納得である。こういった作品は、一歩間違えば、話が分かり難くなり、読者を混乱させそうなものである。しかし、本作品は、話の内容も分かりやすく、その心配には及ばない。こういった作品を仕上げるところを見ると、伊坂氏というのは、かなりの筆力を持った作家なのだと実感する。 というように著者の筆力を感じる一冊ではある。しかし、個人的には、あまり楽しむことができなかった。なぜならば、物語の目的というかゴールというか…そういうものが不明瞭だからである。例えば、ミステリー作品ならば、ある事件があり、その真相に迫るという形をとる。したがって、事件の真相を解明するのが、作品の目的ということになる。では、本作品の目的はなんなのだろうか?何のために、話が進んでいるのだろうか?この辺が最後まで不明瞭である。 本作品を一本の木に例えて評価すれば…枝と幹は立派だが、根っこがいまいち…といった感じである。というわけで、星三つ。
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