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ラダック 懐かしい未来
 
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ラダック 懐かしい未来 [単行本]

ヘレナ ノーバーグ・ホッジ , Helena Norberg‐Hodge , 『懐かしい未来』翻訳委員会
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

押し寄せる近代化と開発の波の中でヒマラヤの辺境はどこへ向かうのかラダックに学ぶ環境と地域社会の未来。

内容(「MARC」データベースより)

「リトル・チベット」と呼ばれるヒマラヤの秘境に押し寄せるグローバライゼーションの波。伝統的社会システムを再認識した上で新たな価値観や社会システムを創造していく道筋をラダックに学ぶ。

登録情報

  • 単行本: 262ページ
  • 出版社: 山と溪谷社 (2003/06)
  • ISBN-10: 4635308014
  • ISBN-13: 978-4635308014
  • 発売日: 2003/06
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 529,498位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
1975年、ヒマラヤ山脈の西端部ラダックに調査に入ったヘレナ・ノーバーグ・ホッジの膨大なフィールドワークの結晶。ラダックの伝統的な生活を手放しで礼賛しているわけではありませんが、人々の生き生きとした暮らし、そしてそれが壊れていく様子、どの章を読んでも心動かされます。
第1部 伝統:近代化以前の暮らしが生き生きと描かれています。夏は暑く、冬は厳しい寒さ、沙漠の中の小さなオアシスのような場所で、人々は生活を楽しみ、ゆったりとした時間が流れています。現金収入はほとんどありませんが、外部との交易で入手しなければならない物資は少なく、互いに助け合うことで労働力を補います。ヘレナは、お金はなくても、つつましやかで豊かなラダックの人々の暮らしを活写しています。
第2部 変化:1980年代以降、急激に起こった観光が貨幣経済を持ち込みます。ヘレナは、近代化によって壊されていく伝統的な生活を冷静に、しかし、深い悲しみをもって描きます。それは、単なるノスタルジーではありません。生活の質の劣化と貧困。豊かなグローバル化した経済に「開発」の負の側面がとてもリアルに描かれているのです。現場にいて、変化を見続けた者だけが語りうる力をもった言葉が並びます。
第3部 ラダックに学ぶ:ヘレナは、西欧型「開発」の限界と問題点を明らかにし、もっと違う開発が必要である、と説きます。その土地の自然と調和し、世界中の誰をも不幸にしない開発の仕方を求めなければなりません。私たちは、ラダックの人々の伝統的な暮らし、そして「近代化」がもたらした、生活と自然の破壊を学ぶことができます。

本書が出版されたのが1991年、日本語版が出るまでに11年かかっていますが、本文を読めば、その理由が良くわかります。これほどまでに丁寧な訳文を書き起こすための苦労はいかばかりだったでしょう。日本語としてこなれよく、しかも現地の事情を熟知していなければ書くことのできない訳注が読解を助けてくれます。美しいカラー写真や本文中のモノクロ写真も、ラダックへの関心をかきたてる力を持った良書です。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By edge walker トップ1000レビュアー
形式:単行本
インド北部にあるチベット文化圏に含まれるラダック。
この地に数十年滞在したスウェーデン人類学者によるフィールドワークの集大成が本書です。

著者は現地の言葉を自在に操りながらこの地にしっかりと根を下ろし、先進国の人間というフィルターを通してラダックを、またラダックを通して先進国を眺めるという透徹した視点で語られていました。
また本書の日本語訳も素晴らしく、読んでいてそのことを忘れるほど違和感のないものでした。

ラダックの人々はチベット仏教を信仰し、大地や共同体とのつながりを無意識のうちに感じながら心から安らいで生そのものを楽しみ、ゆったりと生きてきました。
しかしグローバル経済の波が及んでくると翻弄され、穏やかな生活は崩れていきました。
便利でスマートな先進国の生活を見て大地を耕すことを止める若者たち、また外から入ってくる商品は自給自足の経済を破壊し、外の世界に依存しなければ生きていけない生活に変わって行きます。

そしてグローバル経済のもたらす問題点を検証し、より望ましい変化を模索するという試みがなされています。
おカネの動きだけからみたGNPは自給自足や家事は全く評価されないこと、安いからといって食料をよそから買うことは他からの支配や依存を生みやすいことなど。

最後に著者は人間の幸福についてラダックというフィルターを通して検証しています。
グローバル経済にさらされる前のラダックの人々が持つ喜びや笑いがどこから来ていたのか。
周囲の環境との一体感や感謝はどれほど人を幸せにするのか、など。

本書で述べられている内容は日本にとっても決して他人事ではなく、それだけに読んでいて身につまされる部分が数多くありましたが、読み応えがありました。
おススメです。
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
インド北部、ヒマラヤの辺境ラダック。

30年前まで外国人の立ち入りが禁止されていたチベット文化圏の

この地方にも、近代化と開発の波がおしよせています。
70年代に言語人類学者としてラダックに入ったヘレナ・ノバーグ・ホッジさんは、
つつましくも豊かだったラダックの人たちの生活が急速に変わってゆくのを

目の当たりにしました。そして、エコロジカルで人間的な暮らしを取り戻すために

何ができるのかを住民達とともに模索し、ともに活動してきたのです。グローバル化の荒波の中、地球上のあらゆる場所の人々が、
環境や地域の文塊??を大切にしながら大地とのつながりを取り戻し、

幸せで充実した生を営むためにはどうすればいいのか。
ラダックに息づく伝統的な智恵に学びつつ、
持続可能な地域社会を作っていこうとする彼女のビジョンとアプローチは、

日本に住む私たちにも大いに参考になるのではないかと考えます。

ヘレナさんとともに、「もう一つの未来」の可能性を考え、語り合いましょう。

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