西洋近代化に飲み込まれる日本の魂「侍」の最期を描いた作品
南北戦争で先住民と戦った記憶によるトム・クルーズの苦悩、葛藤が彼の内面を良く描いている
にわか騎兵隊で初めて侍と闘った時の侍の描き方が秀逸
威勢良い掛け声の後、静かに霧の中から現れる侍の姿は威風堂々迫力満点
そして忍者も決死の暗殺者と言う姿を描き秀逸である
消えゆく日本の最期の魂「侍」の死に様、生き様に感動
西洋人であるトム・クルーズが日本人以上に徐々に侍の魂を理解し尊重していく姿も感動
渡辺謙,、真田広之の太刀さばきも時代劇とはまた少し異なる迫力ある殺陣で見事である
静かに耐え忍び、奥ゆかしく献身的に介抱をする小雪は、時代の日本女性の姿を見事に演じている
多くを語らぬその内心に秘めたる熱き想い
寡黙に自ら為すべきを為す
その日本人の姿は、今は失われてしまった部分も多いと感じる
四季移ろいゆく日本の景色の映像も非情に美しく見事
日本米の消費低迷、日本酒の低迷、和心の崩壊、消えゆく日本文化
西洋近代化時代同様、自らの国民性、文化をないがしろにし、外国文化にばかり目が行きがちな現代日本人にとって、
もう一度自分の国の歴史文化、素晴らしさを見直すのにも良い映画であると思う。