つい数年前のインタビューで、『もっと上手くなりたい』と、職人のようなことを言っていた
ハンク・ジョーンズ率いるGJTが2010年2月東京で録音した最新で、そして最後となってしまったアルバム。
平均年齢49歳(27+29+91!!)という一見キャリア的にアンバランスにも見えるこのトリオの演奏ですが、
まるで何十年も一緒に演奏してきたような掛け合いに、驚かずにはいられません。
この恐ろしく才能溢れる若者たちをよく見てけてきたもんですね。
今作には管のゲストが二人参加していますが、なんといってもロイ・ハーグローブの冴え渡るプレイが心に残ります。
しっとりと吹く'Eで泣けます。 ハンクさんのピアノって管楽器との相性も抜群で、
揺ぎ無い安定感と、いまにも壊れてしまいそうなスリリングさにジャズの醍醐味を感じます。
あぁロイとのカルテット作を聴きたかった!
トリオでの演奏では'Hが印象的で、エヴァンスの演奏が完璧すぎる曲ですがハンクさんの流麗なタッチが
よく出ていて、一音一音がこの人にしか無いもの凄い説得力(?)なんです。
本当に寂しい限りですが、たくさんの録音を残してくれたこと、日本のファンをとても大切に思ってくれたことに
改めて感謝したいと思います。 八十八氏にも…と言いたいところですがこれからも期待させて欲しいので略