世間から見たらはみ出し者であるヤクザな世界で育った二人が、「親子」「男と女」「アウトロー」「教育」「現代」「死と生」について語った本。民主主義、社会正義、合理性、世間体などの理性・理屈を優先させているうちに見えなくなってしまっていたものに、キレイ事の通用しないアウトローの世界で育ったふたりの視点が気付かせてくれる。現代人が失いつつある「感性」が詰まった一冊である。
動物性を希薄にし、頭デッカチになりながら、バーチャルな不安に怯える現代人にとって、マニュアルの通用しない家庭で育ち、剥き出しの活きた感性を持つふたりの言葉、行動は「なんとかなるわ」という元気と勇気を与えてくれるだろう。今までのマニュアルが通用しないこんな時代だからこそ、友人、知人にぜひ薦めたい一冊である。