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ラスト・ターゲット ブルーレイ [Blu-ray]

5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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内容紹介

人生は、最期がもっとも美しい

◆全米初登場第1位!
ハリウッドで今、最も大人の魅力を感じさせる男、ジョージ・クルーニー主演最新作!

◆イタリアに潜む非情な暗殺者が美しい現地の娼婦と恋に落ちる。
謎めいた美女から依頼される最後の<仕事>、その<ラスト・ターゲット>とは―。

◆カンヌ国際映画祭受賞の気鋭アントン・コービン監督が放つ清冽なスタイリッシュ・サスペンス!

◆ヴィオランテ・プラシド、パオロ・ボナチェッリ、テクラ・ルーテン…。ヨーロッパの実力派俳優が集結!



【ストーリー】
スウェーデン、冬。暗殺を生業として生きる男ジャックは、連れの女と雪原を歩いているところを狙撃される。
一瞬の間にスナイパーを返り討ちにすると、一緒にいた女も撃ち殺した。彼女も敵の一味だったかもしれない―。疑惑を胸に秘め、男はスウェーデンを後にした。
ローマ。組織の連絡係と接触した男は、“誰も知り合いを作るな”との指示を受け、山奥の街に身を寄せる。男は自らをアメリカ人のカメラマン、ジャックと名乗り、静かで穏やかな日々を送る。
そこで、彼は美しい娼婦クララと出逢う。彼女は謎めく男ジャックに心魅かれ、共に生きる人生を夢見始めた。
ある日、ジャックは組織を通じて、マチルデという女から狙撃銃の製作を依頼される。彼はこれを最後の<仕事>と決意し、依頼を引き受ける。しかし再び忍び寄るジャックを襲う暗殺者の影。
彼の“最後の仕事”、その標的<ラスト・ターゲット>とはいったい―?予想もつかない運命が、ジャックを待ち受けていた―。

【キャスト】
ジャック:ジョージ・クルーニー
クララ:ヴィオランテ・プラシド
マチルデ:テクラ・ルーテン
ベネデット神父:パオロ・ボナチェッリ
パヴェル:ヨハン・レイセン

【スタッフ】
監督:アントン・コービン
原作:マーティン・ブース「暗闇の蝶」(新潮文庫刊)
脚本:ローワン・ジョフィ



*仕様などは変更する可能性もございます。ご了承ください。

(C)2010 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ジョージ・クルーニーが非情な裏社会に生きる孤高の暗殺者を演じたスタイリッシュ・サスペンスアクション。イタリアの山岳地帯にある小さな町に身を隠したジャックは、現地の娼婦と恋に落ちる。そんな彼に組織から狙撃銃の製作の依頼が入り…。

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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bo-he-mian トップ500レビュアー
ソフトの発売予定がすでに決まっているのだが、よくよく調べてみると実は東京では公開が始まったばかりだった。ただし2週間の限定上映。事実上、ソフトの販促を兼ねた上映なのだろうが、小ぢんまりとした映画館ながら満席でしたよ!客層もオジイチャンから女性まで幅広く。凄いじゃないのこの映画!

実はレビュアーのhide-bon氏の熱烈なお勧めで、発売まで待ち遠しいなぁ・・・と思っていたところが都内の方が公開が遅く、幸運にも観る事ができた次第。で感想はというと、
渋い。渋すぎです。ひたすらクールでストイックでハードだ。「これ本当にハリウッド映画なの?」と言いたくなるくらいシブい作品だ。

ストーリーを簡単に紹介すると、最盛期を過ぎた一匹狼の殺し屋が、半ば引退を考えながらイタリアの田舎町に身を隠す。そんな彼に、組織から狙撃銃のカスタマイズの依頼が来る。黙々と作業をこなす殺し屋に忍び寄る、不穏な影・・・その正体は?

ジョージ・クルーニーが、寡黙な殺し屋を静かに、熱演。この映画は、何から何まで「非ハリウッド的」な要素で固められている。
まず、舞台は徹頭徹尾ヨーロッパ(メインはイタリア)。プライドが高いアメリカ人が、よくこんな設定でアクション映画を撮ったものだとちょっと関心。
そして、派手さを一切排した、ストイックな演出とストーリー。昨今の、CGの濫用と見世物主義に堕してしまっているハリウッドスタイルの対極 ― ジェリー・ブラッカイマー系映画を「爆薬を全身に巻きつけて、猛突進してくるイノシシ武者」と表現するなら、本作は「研ぎ澄まされたソリッド・メタル・ブレードが放つ冷たい輝き」とでも表現するべきだろうか。
かような映画が、全米初登場1位の大ヒットって、何だ、アメリカ人もけっこう見る目あるじゃないか!

映画の原題は「The American」。これは、イタリアの古い城塞都市にある日やって来た一人のアメリカ人=「よそ者」を意味している。先ほど「非ハリウッド的」と言ってしまったが、実はこれはまさに伝統的な西部劇のスタイル、【過去を抱えたよそ者が町にやって来る】物語である。実は近年のどんな映画よりも「ハリウッド的」な物語を「非ハリウッド的」な手法で描こうとした作品、なのである。
「西部劇」というジャンルは、ヨーロッパ人からよく「神話的」と表現される。あまりにも複雑な歴史を抱えてきたヨーロッパでは、近代を舞台にした「神話的」物語を描くのが難しい・・・、一方アメリカという社会は西部開拓の近代史の中に「神話性」を内包している、と捉えているらしい。しかし本作がヨーロッパを舞台に選んだ、という事を考えていくと、現在のアメリカに「神話性」を見出せなくなってしまったアメリカ人が、ヨーロッパの地に再び神話的なドラマを求めた、という風に解釈できるのかもしれない。

とにかく感服するのが、派手な要素を増やそうとする現在のハリウッド映画を挑発するかのように、「どこまでシンプルにして、見せ切るか」という作劇に挑戦するアントン・コービン監督、スタッフ、そしてキャストの姿勢である。
アクション映画のカテゴリーに入るかもしれないこの作品は、激しいガンファイトも、カーチェイスも、爆発も、ない。わずかな銃撃シーンと、ライフルを黙々と組み立てていく主人公の手際・・・そして、そんな日々の中でも、一瞬たりとも警戒心を解かない一匹狼のストイックな生き様が、冒頭からラストまで一本の糸がピン、と張り詰めた如く決して緩むことなく描かれる。この緊張感は本当に凄い。ピリピリと観ている観客の肌に伝わってくるようだ。

映画のプレスシートでは、この映画のサスペンス感を「ジャッカルの日」に例えている。なるほど、その硬派な印象は通じるものがあるかも知れないが、筆者はむしろ「狼の挽歌」や「殺しのテクニック」といった、一匹狼の非情な世界をクールに描いた、ヨーロッパ製の愛すべきB級アクションを思い出してしまった。もちろん、見せ場てんこ盛りのB級アクションと比べて、非常にシンプルな作りの作品、ではあるのだが。

かつて、こうした知られざる硬派アクションを求めて、レンタル屋の棚を漁ってはハズし、漁ってはハズし、それでも諦めずにコツコツと「自分だけの名作」を発掘し続けた映画青年たちが、どれほどいたことだろうか。
本作『ラスト・ターゲット』は、かつてそんな映画青年だったオッサンたちに、何十年越しで届いた、ささやかな贈り物・・・そんな言い方をするのは、大げさだろうか?

余談ではあるが、本作の舞台となったイタリアの山岳地帯・アブルッツォは、'09年に地震で被災。6万人が住居を失い、いくつもの古代都市が廃墟と化したという。スタッフはこの映画が経済復興の助けになれば、という思いで同地方の城塞都市カステル・デル・モンテをメインのロケ地に選んだという。
ハードで非情な、殺し屋の映画を製作したスタッフたちは、実は心優しく温かい人々であったのだ、という事も書き添えておきたい。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
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オモシロい、いや、心震える。
ジョージ・クルーニー最新作にして、全米公開1週目興収第1位。にも拘らず、地味なキャストと話のシブさゆえにか、日本ではひっそりと封切られ、その余りにベタで安っぽい邦題もあって(原題は“The American”)見逃した方も数多いと思うが、これは本当に侮れない傑作。贅肉を削ぎ落としたかのような純正ハードボイルド映画の逸品。少なくとも、自分にとっては琴線にびんびんと共鳴する映画だった。
冒頭、スウェーデンの針葉樹林帯で、影なき暗殺者から狙撃されるも逆襲、と同時に、一夜を共にした無関係の親密な女性をも容赦なく射殺する主人公。なんと非情な、と思う間もなく、その後、追手から逃れ、イタリアの田舎町に身を隠しながらも、次の“依頼”を寡黙に推し進めるその姿。
新たな仕事=“ライフル”の製作について、美しきクライアントに矢継ぎ早に問いただし瞬時に答えを出す、射程距離と威力についての卓越した知識と考察。
そして、それを、素早く、正確に製作し組み立てていく事の手さばきの緻密さ。
伝説の殺し屋としての力量の凄さと容赦なさと、仕留めた相手でも、本当に息絶えているのかを必ず確認する用心深さ。
周りの人間たちと一線を引き、決して無駄口を叩かない。
馴染みの娼婦が不在でも、他の女は抱かない。そして、女性に快楽を求めても、女性を楽しませる事はしない。
正に孤高なプロフェッショナルとしての矜持と倫理観だが、同時に身体から沁み出て来るような孤独感と不安感。
そして、カステルヴェッキオの地で感じた自らがすっかり消し去ってしまっていた筈の人間性への希求と葛藤。

プレスシートによれば、監督のアントン・コ―ビンは、今作のプロットを構築していくうえで、西部劇が持つ映像表現、ストーリー、教訓に心惹かれ、影響を受けたと告白している。実際、劇中主人公が何気なしに目撃するテレビから流れていたのは、セルジオ・レオーネの御存知「ウエスタン」だ。
〜「銃で生きてきた者が小さな町にやってきて、その町の人々と親密になっていくが、それまで手を染めた暴力=過去に追い詰められ、それと対峙する」〜
今作のストーリーライン、これって正に西部劇そのものの“物語性”なんじゃないか。

ライフル製作過程から試射に至るまでは、明らかに「ジャッカルの日」を意識したであろうクールなスタイリッシュ感溢れるシークエンスでそそられる事請負なのだが、中でも、クライアントの女性の指示で、彼女近くの標的に向かい発射された銃弾の高速感とリアル感は凄いの一言。
ロケ地アブリッオの景観の美しさ、カメラアングルと切り替え、クローズアップの絶妙さ。そして、ハリウッド映画らしからぬクールでハード、ストイックでペシミスチックなムード。ひりひりとした緊迫感と哀愁のロマンチシズムの融合。痺れますね。

日本公開時に使われたポスターよりも、60年代の硬質なサスペンススリラーを連想させるようなジャケ写真もいかしてる(なんか、フランケンハイマー作品みたいだね)。
劇場で見逃した方は、騙されたと思って是非にとお薦めしたい作品。
う〜ん、待ちきれない(笑)。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ちょうど一年前、出先のバルセロナ、ジョアン・カルロI世広場交差点のドイッチェ・バンク脇のグラン・デ・グラシア通り沿いで、かの地では珍しく原語上映(+カスティージャ語字幕)に拘っている小じんまりとした映画館でひっそり掛かっているのを偶々見つけ、予備知識も先入観も無いままに時間潰し目的にふらっと鑑賞。そんなシチュエーションも手伝って、「異邦人の味わう寂寥感、と同時に、それを癒してくれる人間味と慈愛に満ちた美しい南欧の心地好さ」という辺り、何の因果か、我が身と本作の設定がシンクロ、思いがけずも感情移入してしまい、結構、惹き付けられた。

いつでもどこでも、何をやっても「スター★ジョージ・クルーニー」なだけで俳優としては辟易させられることも多い彼だが、本作では、いい塩梅に草臥れて老いたツラ構えで渋い演技に徹してくれているので一安心。好感が持てた(ま、クルーニーとは比較にならぬ、真のスターで尚且つ演技派だった晩年のリチャード・バートンやジェームズ・コバーンといった本物の男の枯れた魅力には到底及ばないが…)。

プロット細部については先出のレビュアー氏にお譲りするが、程よく陳腐、程よくダレずに緊張感を持続させるシナリオ、そしてロケ撮影の美しさは、本作の抗い難い魅力となっている。「セクシーなジョージ・クルーニー大好きっ!」みたいな女子とイマドキのガキを完全に置き去りにした地味で硬派なスタイルを貫いた製作サイドの英断と才を高く評価したい。

「今となってはすっかり色褪せてしまった《ジャッカルの日》(=なんてったって暗殺対象がド・ゴール将軍だし…)を小回り良い形にスケール・ダウンしてモダナイズ、その上で、共に"足を洗って人生をリセットしたい"似た者同士で互いに安らぎと救済を求め合う男女のロマンスも複線で走らせ、プラスα」とでも表現できそうな1本に過ぎないが、低予算が却って良い方に出て「重過ぎず暗過ぎず、しっとりとした雰囲気あるヨーロピアン・テイストの小品」に仕上っており、気楽に観られるのも悪くない。《ハリー・パーマー》シリーズのマイケル・ケインのシニカルさが忘れ難い、といった向きにはお気に召す佳作ではなかろうか。

ま、相当穿った見方をすれば、「かつてはむしろメインストリームですらあったものの、80年代以降のハリウッドの資本構造の変化とそれに伴うマーケティング戦略の転換によって、急速に衰退していった(させられた)、優れた『B級映画』への強い憧れと感傷を滲ませ、まるでそれにオマージュを捧げるように、敢えて『超A級スター』のクルーニーが今それを地味に演じているところに彼の映画人としての良心を感じ、感慨深いものがある」という風にでも思わせるべく、観客の心理/イメージを逆手にとって、それを上手にクスグるように撮っている/撮らせているような気もしなくはない。ついつい「かつてのバート・ランカスターのように、案外、クルーニーも本当に良識派かも…」と、心を奪われ本気で信じてしまいそうになるほどだ。そこら辺は、さすがに監督がPV映像界の大御所だけあって、クライアントである被写体のプロモーションが実に巧い、ということなのかも知れない。

ついでながら、イタリア南東部に位置するロケ地のカステル・デル・モンテは「ユネスコ世界遺産」として登録されている景勝地。ということで、「国連御用達俳優」、というか、「ロスチャイルド財閥お抱えスター」であるクルーニー自ら製作に当たり、これまた、似たような立ち位置にいる監督アントン・コービン(=国連御用達バンド『U2』の"座付き映像作家/写真家"上がり)に撮らせているところからしても、本作が往年のボンド映画同様、何か特定の利権に絡んだ"観光宣伝映画"の意味合いも兼ねているのは疑いない。まんまとそんな製作陣の意図にハマッて、美人を連れて現地を訪れ静かな時を過してみたい、と思わせられた…

それにしても、このセンスに欠いた邦題は何なんだろう。チープな《ジ・アメリカン》(《ザ・ヤクザ》でのミッチャムへのオマージュも込めて)或いは《アメリカーノ》のままで良いだろう。それとも、異邦人の視線でヨーロッパを見つめたライフル好きの"ジ・アメリカン"であることを想起して(本作のオールド・ファッションなセンチメンタリズムは《誰が為に鐘は鳴る》にも通じているし)、ヘミングウェイの短編タイトルをちょっともじって、さらにイアン・フレミングの短編集の邦訳邦題とも掛け合わせて《蝶々と拳銃》とか…宣伝担当は何も考えなかったんだろうか…
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投稿日: 18日前 投稿者: つぐみ(^O^)/
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投稿日: 2か月前 投稿者: katsuya30
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投稿日: 3か月前 投稿者: sc500
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