表面だけ観れば派手さの無いエンターテイメント性の欠けた作品に(大方の日本人は)思われるでしょうね。そういう意味では(日本では)失敗作のレッテルを貼られそうです。個人的には、アメリカ本国で初登場一位の理由もなんとなく解るのですが…要はアメリカと日本の信仰対象の問題であって、アメリカの田舎町では未だにピューリタン的人々が多数おり、神が存在するのならば、すなわち悪魔も当然存在すると言う事を信じている、それは聖書に書かれているから。この作品は単にエクソシズムや悪魔憑きがメインなのでは無く、もっと本質的に、既に地域に古くから現在まで深く根付いている悪魔信仰の根源的な部分にまで迫る事により、身近な恐怖感を観客に味わあせようとしている。ただ、そこにたどり着くまでがリアリティ重視なのか、地味な演出が中盤位まで続く為、結構忍耐力がいるかも?わかりやすいホラーに期待して観に来た人はなんか肩すかしを喰らったような気分にはなるだろう(そういう人には「インシディアス」あたりが良いかも?)。でも最後まで観るとアメリカなんかでは、もしかしたらあの人やあの人も実は…っていう現実が身近にあり、有り得ない話では無いからこその恐怖感があるだろうな。それがラストに衝撃となって観客を襲うのだが、悪魔の存在にリアリティが感じられない日本じゃありふれたつまらないラストなんだろうな、たぶん。でも個人的には悪魔は平気な顔をして嘘をつき、正気な振りを装って人を騙すという事が、この作品を見終わってから分かるのが一番の怖さではないかと…そう考えると現代の日本でも、似たような人が周りに結構居たりしてコワッ!な世の中です(笑)。