この映画のテーマは、恋愛とか男女2人の性描写をただ単に描いたのではありません。
冒頭、全く知らないもの同士が、会話もなくいきなり交わってしまう。
マーロン・ブランドは、妻の突然の自殺に理解できぬまま、尋常じゃない精神状態で、名も知らぬ誰とも知らない女性をレープする。
マリア・シュナイザー演じる女性は婚約者がいるにもかかわらず、この衝撃的な性の喜びに目覚めてしまう・・・。
お互い、中毒のように、辛気臭い空きアパートでたびたび再会し、会話もなくただ無言のセックスを繰り返すうちに、
マーロン演じる男性に虜になっていくが
名前すら聞くなと言われ、誰だかわからないので、さらに興味がわき、このままじゃいけないと葛藤しながらも
どんどんはまっていく。小道具もすごい・・・(バターや、爪を切らせて指を入れさせたり・・・)
そう、この映画のテーマは、マリアのセリフにもある通り「知らないって素敵・・」である。
相手に対し、誰だか知らないから、余計興味がわき、欲望もわく。
逆に、マーロン演じる男は、正気でなかった精神状態から、だんだんと平常心になっていき、自分の名を名乗る様になったり、
しつこく女性を追いかけるうちに、女性のほうが、一気に冷めてしまう。
そして、あまりにしつこい中年男を撃ってしまう・・・。
今まで神秘さに惚れて夢中になっていたのが、ただの薄汚れたしつこいエロな中年男と気が付き、
平常心になる女性の本質も描いています・・・。
実は・・・この映画は性欲の本質を描いていて、これは理解できる人と全く理解できない人とはっきりと分れるでしょう・・・。
人間の本能をあからさまにしたこの内容は、誰でも持っている性の欲望を描いています。
実は、すごい映画なのです。
誰にも言えませんが、この内容はすごくよく理解できました・・・。