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ラジ&ピース (講談社文庫) [文庫]

絲山 秋子
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

自分は醜いというコンプレックスを抱く野枝(のえ)は、実家を出て群馬県のローカルFM局で人気番組を担当するようになる。誰からも干渉されない自由に閉じ籠もる野枝だが、その心の隙に気さくな方言で話す女医の沢音(さわね)が入り込み……。横浜と会津出身の二人の女性の呼び合う心を描く「うつくすま ふぐすま」を併録。(講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

自分は醜いというコンプレックスを抱く野枝は、実家を出て群馬県のローカルFM局で人気番組を担当するようになる。誰からも干渉されない自由に閉じ篭もる野枝だが、その心の隙に気さくな方言で話す女医の沢音が入り込み…。横浜と会津出身の二人の女性の呼び合う心を描く「うつくすま ふぐすま」を併録。

登録情報

  • 文庫: 192ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/10/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062770660
  • ISBN-13: 978-4062770668
  • 発売日: 2011/10/14
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 詩と小説の間 2008/9/29
By 麻冷 VINE™ メンバー
形式:単行本
相変わらず字数を徹底的に削っていて,その力の傾け方が好きである.
これ以上削ったら詩になってしまうだろう.
この本のお陰で前橋のさびれ具合が日本中に知れ渡ったことになるが
住民としては野枝が引っ越そうかと思ったほど
変に落ち着く匂いがある
そんなこんなが実に上手
削りに削ってエッセンスを抽出していくような1冊を愛読者としては次も期待
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 絲山ワールドは、不機嫌が楽しい。 2008/9/27
形式:単行本
契約アナウンサーとして群馬のFM局にやってきた主人公「野枝」の、同僚やリスナーとの日々。なんといっても書き出しが強い。まずこれで持っていかれる。

 醜いのは野枝自身だった。いつも自分のことばかり考えていた。パーツが小さい地味な顔、寸胴で足の短い体型、身長が低いこと、冒険が怖くて無地の同系色しか合わせられない服装のセンス。性格はといえば彼女はいつも機嫌が悪かった。そしてそれが露骨に顔に出た。
 彼女は自分の醜さに飽きるということがなかった。だか、それほど自分に固執するというのは、やはり一種の歪んだ自己愛なのではないだろうか。そう思うとまたぞっとした。

言葉の上ではネガティブ大会なのに、なぜか気になるこのキャラクター。もっと野枝のことが知りたくなる。こんな魅力的な不機嫌は絲山さんの得意技のひとつだ。

不必要な思いやりの鬱陶しさとか自分勝手な友情の心地よさとか、リアルと電波を通じた人づきあい(人間関係とか書いちゃうと嘘臭いので)を、角度とパースペクティブを変えながら描いてくれる。なんか愛想は悪いがなかなか気の利いたつまみをだしてくれる飲み屋みたいな小説。三十路女の楽しい不機嫌、四十男も堪能させていただきました。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 いまだに難しい他人との距離 2008/10/19
形式:単行本
主人公の野枝のひねくれっぷりが他人ごとではなくって、
他人との距離感に戸惑いつつ日々生きているため、
一気に読み通してしまった。

どこまで人の心に踏み込んでいったらいいのか…
そんなことがいつまでも分からず、自分に自信がもてないまま
気心の知れた人と一緒にいてさえ常に孤独を抱いている

こんな情けない大人なんてそうそういないだろうな〜と思い至っては
さらに気持が滅入ってしまう毎日…

でも、この「ラジ&ピース」を読むと
自分が特別できそこないな訳ではないのだと気づかされる
不安を胸に抱きつつ、少しずつ心を開いていけば
きっと自分を理解してくれる人は現れるはずだと期待を抱いてしまう

ちょっと落ち込み気味な毎日を送っている人に元気をくれる
絲山さんはやっぱり偉大だったりします

今回はプロットが途中で空中分解することもなく、
絲山さんの群馬県に対する溢れんばかりの愛情もたっぷり感じられたりして
ほのぼのとした読後感が味わえます
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 3.0 友だちは大切だ
「ラジ&ピース」(『群像』2008年7月号)... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: り
5つ星のうち 5.0 ちゃんとしていないけれど、ここにいる
主人公は自分が醜いというコンプレクスに雁字搦めになっている。
醜いのは容姿のことなのか。それとも、自分のことばかり考えてしまうことなのか。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 香桑
5つ星のうち 5.0 静謐なコミュニケーション
私は高校まで群馬県に住んでいて、そのころから2週に1度ほど夕方のラジオから絲山さんの声が流れてきていました。その頃のFMぐんまのキャッチコピーが「ラジ&ピース」で... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: blackboy
5つ星のうち 3.0 2つお話がありました
どうしても野枝の元カレとの描写がわかりづらかった。いきなり話に出て来るが、情景がうかびにくかった。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: ぴー
5つ星のうち 2.0 自分らしさとは。
主人公、野枝は地方ラジオ局のDJ。
彼女はコンプレックスの塊で、ヒトとの交わりを徹底的に避けている。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/6 投稿者: さるきち
5つ星のうち 4.0 安定感のある作品
著者の作品は、いくつも読んだが、今までは、同年代ということもあり、かなり感情移入しつつ読めて良い意味で心がざわめく感じがあったが、この作品はどちらかというと、安定... 続きを読む
投稿日: 2009/9/29 投稿者: somanyspots
5つ星のうち 4.0 イトヤマワールド健在!
醜さ故に偏屈な性格となった主人公が選んだ職業は、声で不特定多数と向き合う地方FMのDJ。テレビのようなさらけ出しのメディアでもなく、ネットのような完全な別人格にな... 続きを読む
投稿日: 2009/3/8 投稿者: 蘭
5つ星のうち 3.0 気がつけば、主人公の『嫌な女』に好感をもつ自分がいた。
地方のラジオ局でDJをする野枝は醜い女。学生時代は『酢豚』と呼ばれる。しかも、いつも機嫌が悪く、それを露骨に表に出す。閉鎖的で、内向的で、人間関係が煩わしく、恋人... 続きを読む
投稿日: 2009/3/4 投稿者: ゆうき
5つ星のうち 5.0 読めることが嬉しい。
... 続きを読む
投稿日: 2008/11/10 投稿者: カズヤ
5つ星のうち 3.0 女の生態のリアルさ
東京生まれの自分にいまひとつ自信が持てないラジオのアナウンサーが北関東の群馬に心機一転してFM放送に再就職。そこで起こる日常を描いた作品、「ラジ&ピース」と、男と... 続きを読む
投稿日: 2008/11/4 投稿者: cobo
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