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ラジオ・キラー
 
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ラジオ・キラー [単行本(ソフトカバー)]

セバスチャン・フィツェック , 赤根洋子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

★マスメディアを巧みに用いた、仕掛け満載のサイコスリラー
その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。数々の難事件を解決に導いたベルリン警察のベテラン交渉人イーラの心には、長女ザラの自死が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、自分の意に反して、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。なぜならそこでは、サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたのだ。おまけに犯人の要求は、死んだはずの婚約者を目の前に連れてくるという、本来不可能なものだった。
数百万ものリスナーが固唾を呑む中、犯人ヤンとの交渉を始めたイーラは、自分と家族の知られたくない過去をも、公共電波で明らかにせざるを得なくなっていく。そして事件は、国際犯罪組織までも巻き込んだ思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった・・・・・・。
ラジオ・電話・テレビ、現代メディアを駆使した放送作家ならではのリアリティあふれる描写、アル中でシングルマザーの交渉人イーラ、次第に素顔が明らかになる犯人ヤン、そして裏切り者の影すらも――、2006年の話題作『治療島』をしのぐ、仕掛けと伏線が満載のエンタテイメント。

★ドイツでベストセラーに
2007年4月にドイツで発売されると、『治療島』と同様ベストセラーとなり、すでに6カ国での出版と映画化が決まっています(2007年10月末現在)。

内容(「BOOK」データベースより)

その日が、彼女の人生最期の日となるはずだった。高名な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラの心には、長女の自殺が耐え難くのしかかっていたのだ。しかし、ベルリンのラジオ局で起こった、人質立てこもり事件現場へと連れ出されてしまう。サイコな知能犯が、ラジオを使った人質殺人ゲームを始めようとしていたからだ。おまけに犯人の要求は、事故死した婚約者を連れてくるという不可解なものだった。リスナーが固唾を呑む中、犯人との交渉を始めたイーラは、知られたくない過去を、公共電波で明らかにせざるを得なくなる。そして事件は、思いも寄らぬ展開へと、なだれ込んでいくのだった…一気に読ませる、驚異のノンストップ・サイコスリラー。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 496ページ
  • 出版社: 柏書房 (2007/12/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4760132651
  • ISBN-13: 978-4760132652
  • 発売日: 2007/12/21
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kulo
形式:単行本(ソフトカバー)
 前作「治療島」は迷路にさ迷うような感覚に陥って前ページを再読することがあったが、本作はわかりやすく、ストーリのテンポのよさとあいまってスラスラと読める。
 スラスラと読めるというよりは、幾重にも仕掛けられたしかけや伏線の張り方の巧みさにより、スラスラと読まされていると言うべきか。
 また、読後感も前作とは異なり、前作よりエンターテイメント色が強く万人向けだと思える。内容紹介に記載する「治療島をしのぐ」と言う表現にうそはない。
 宮部みゆきさんの「模倣犯」を読んだ以来のおもしろさを味わえ、時間の経過も忘れさせてくれた。次回作に期待したい。
 
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 夢追人009 トップ500レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
サイコスリラーの傑作「治療島」で一躍ベストセラー作家となったドイツ・ミステリー界の新鋭フィツェックが満を持して放った第二作の力作サスペンス小説です。本書は前作に比べ神秘的な部分が減って通俗的にはなりましたが、よりスケール・アップした非常に動的でスピーディーなサスペンスに仕上がっています。著者お得意の些か強引ながらも衝撃的な幕開けから徐々に隠された真実が暴かれて行く仕掛けのストーリー展開は健在で、目まぐるしく読者を翻弄し終盤に至って単純な緊迫の攻防のサスペンスと思わせて最後見事に読者を欺いてみせます。
その朝、ベルリンのラジオ局に爆弾を身に帯びた狂気の犯罪者「ラジオ・キラー」が現われ七人の人質を取って立てこもる。彼はラジオ局の名物の趣向である合言葉を使って人質の殺人ゲームを行うと宣言し、やがて「事故死した婚約者を連れて来い」という不可解な要求を捜査当局に告げる。犯人との交渉に駆り出されたベルリン警察の犯罪心理学者イーラは、長女の自殺に打ちのめされ酒びたりの毎日で当日自殺を決意した矢先だったが、否応なしに事件にのめり込んで行く。
本書は間違いなく著者最高の人間ドラマの傑作で、人生に絶望しながらも必死で頑張るヒロインのイーラ、何やら複雑な事情を抱えた犯罪者マイ、イーラの元恋人で理解者のSEK隊長ゲッツ、高圧的な警察本部長シュトイアー、心優しいラジオ局制作部長のディーゼル等々個性的な登場人物が見事に描き分けられています。鋭い直感で事件に迫るイーラとて超人ではなく無力な面も見せますが、周到な構成で遂には善が勝利し悪が滅ぶドラマに満足し、却って不自然でなくリアルで良いと思いました。エピローグは心震える感動の名場面で、人間は確かに弱く醜く悲しい生き物だけれど人を再び信じてみようと思い直させる温かさに満ちています。意外性の魅力だけでなく人間ドラマも素晴らしい著者の会心作をぜひお奨めします。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 気の早い話だが、年末のミステリーベストテンでトップを取っても不思議はない出来栄え。これは読まなきゃ損。先ず目に付くのは展開の速さ。小気味良いテンポで次から次へ、どんどん場面が変わり、物凄いスピードで事件は進む。余計な描写を控え、読者の興味を捉えて放さない抜群の筆力。類まれなストーリーテーラーだ。人物描写も的を射ている。主要人物の掘り下げた描写にも決して無駄がない。脇役も重要度に応じて的確な描写で、だらだらと時間をつぶすようなヘマはしていない。途中でこいつが怪しいぞと気付くのだが、それまでに二転三転するストーリーに翻弄されているので、ミスリードされているのかなと思わされてしまう。
 最近のミステリーではジェフリー・ディーヴァーの作品に匹敵するぐらい面白いが、何故か20年以上前に読んだロバート・ラドラムの「暗殺者」(新潮文庫)を思い出した。この本も何年も何年も印象に残る1冊になるだろう。お買い得。
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