日本全国を旅して歌うトラヴェリンマン、
おおはた雄一さんの新作です。
今回も、彼の弾き語りに加えて
クラリネット、フリューゲルホーン、
そしてフルート、サックス、チェロが加わって、
個人的には前作よりもちょっと「大人な」雰囲気を感じます。
インスト曲が多いのもその理由でしょうか。
でも、相変わらず温かみと懐かしさとを感じるシンプルな楽曲は
何故か今、この時代の空気に寄り添っている様に感じさせます。
きっと今の時代のブルースはどこか3人称的な、
一歩退いた所から眺めているような切なさなのでしょうか。
風のように遠くから「僕」が眺めている
風景、手触り、「あの子」のことを歌った歌に
あなたもきっと、自分の居場所を見るような気持ちになると思います。