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ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書)
 
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ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書) [新書]

後藤 正治
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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知に歴史あり ~ 教養新書特集
岩波書店、講談社、中央公論新社の新書のうち、読み継がれてきたロングセラーをまとめてご紹介。

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ラグビーは走る格闘技である。岡仁詩(一九二九年生)は太平洋戦争の真っ只中にラグビーと出会い魅せられた。のち選手として、監督として斬新な戦法をあみ出し、同志社大学をラグビー界のトップに導き、多くの指導者を育てた。日本の体育界に稀有なリベラル・ラガーマンの足跡を辿りつつ、アマチュアスポーツの原点を探る。

内容(「MARC」データベースより)

太平洋戦争の真っ只中にラグビーと出会った岡仁詩は、のちに同志社大学をラグビー界のトップに導き、多くの指導者を育てた。日本の体育会に稀有なリベラル・ラガーマンの足跡を辿りつつ、アマチュアスポーツの原点を探る。

登録情報

  • 新書: 231ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/9/20)
  • ISBN-10: 4004310377
  • ISBN-13: 978-4004310372
  • 発売日: 2006/9/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 514,579位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 今なぜ岡仁詩なのか, 2006/9/25
レビュー対象商品: ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書) (新書)
清宮でもなく、春口でもなく、岡仁詩。
そこに著者のラグビーへの想いを見る。
商業主義との融合・勝利至上主義から来るトライ後のくだらないパフォーマンス。それに対し、ラグビーを楽苦美あるいは楽苦備と書くことが多い岡。著者は岡に光を当てることによって、鮮やかに前者を浮かび上がらせる。もう25年も前の退場事件にかなりの枚数を割いているのも、「指導力」の春口のコメントを意識してのものだろう。
この名著が低迷し、迷走する日本ラグビーに対する一助になることを切に願う。


しかし、この本、関西ではそこそこ売れるかもしれないが、関東では見向きもされないであろう。にもかかわらず、出版した岩波書店と後藤正治に大きな拍手を送りたい。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岡仁詩という人格者, 2006/9/29
By 
I'll go to a place in the sun (神戸市東灘区) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書) (新書)
本書にも出てくるが、退場事件の翌年のインタビューには、心底泣かされたことをはっきりと思い出す。若かった私は、これぞ究極のダンディズム・ハードボイルドの具現化と思ったものである。早稲田大西、明治北島に比べ、能力・実績のわりにいまひとつスポットライトが当たらない人であるが、これを機に見直されてしかるべき人物だと思う。日本代表監督問題で協会は大揺れだが、こういう重鎮の意見も参考にしてほしい。近鉄西本監督・阪急上田監督と同じにおいがする。私はこういう人は好きだなぁ。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自由のリスクを引き受けた男, 2006/11/14
レビュー対象商品: ラグビー・ロマン―岡仁詩とリベラル水脈 (岩波新書) (新書)
泣き虫先生こと伏見工業・山口、土佐犬のような風貌の三洋電機・宮地、ラグビー界のインテリジェンス・平尾。一時代を築いた名将達。日本代表SOにしてワールドの頭脳・松尾、荒武者にして誰もが知る名ロック・大八木、誰よりも好きだった「壊し屋」・林。胸を躍らせてその身体の動き、まなざしを食い入るように見つめた名選手達。これらの人たちはみんな岡仁詩からパスを受けたんだなあとしみじみ感じ入る。カリスマ・明治の北島と比肩するほどの指導力は、しかし、深く静かに人々の心に染み渡る。「サムシング・ディファレント」「自由」という言葉に象徴されるこの人物は人に自らの考えを強いず、常に選手達に考えさせ決定させる。「自由」のリスクを引き受け、「自由」の素晴らしさを表現させる。それは時に愚直で血反吐を吐く思いも経験し、時にトリッキーで下手すれば周囲の失笑を買いかねないが、今のラグビーを観ていて、いまひとつ熱くなれないのは、悪い意味でシステマティックでリスクを取らない「お上品」なゲームが多いからか? 面白いラグビーとは、野球やサッカー以上に泥臭く、汗臭い中で、必死に考え、様々な障害を潜り抜けようとする「あがき」にあると思えて仕方ない。そういう意味で、岡仁詩のこの評伝は熱く滾る思いを思い出させ、現在のスポーツ、ひいては社会全般にはびこる「お上品さ」を打ちのめす力が秘められている。折にふれ紹介されるエピソードも心を打つ。三洋の宮地が岡を訪れた話は特に印象に残っている。
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