フランス人が、主にフランスのラグビーについて書いているようだったので、フランスとラグビーが好きな私は
買ってみたのです。読んだのは2009年です。
著者は、アキテーヌ教員養成大学院のスポーツ科教授で、国立ラグビーセンターの研究室長を務めたことが
あるという人物で、どうやらこれは論文に近いようなものらしいのです。
というわけで、意に反してあまり面白くなかったのですが、その原因は、何といっても翻訳がひどすぎることに
あると思われます。
何言ってんだかわかんないよー、と久々に悪態つきたくなるようなものでした。
たとえばですよ、「試合の内容が濃くなり、かつ時間が長くなったことと関連する、ラガーメンたちのこの
『スポーツマン化』は一方で、プレーヤーの健康診断を強化し続け、外傷性障害や場合によってはトラウマの
手当を強化し続ける必要性を生む。」とか、
「コーチは、現代ラグビーにおいて重要性を増した関係者の一人である。」とか、
「心理的要素は、ラグビー新聞『ミディ・オランピック』紙上で、既存のテクニック欄とフィジカル欄の隣に
メンタル領域欄の新設をもたらした」とか、
なんじゃこれは〜〜!と、こんな本、よく出したよな、編集者何やってんだよ!っと思わずお下品に叫びたく
なるようなしろものでした。
はたまた、「上記は〜」とあって、「これ縦書きでしょ、少なくとも『右記』でしょ、直訳かい!」と、もう、読みながら
本当に言葉遣いが悪くなってしまいました。
原文も固い文章なのかも知れないですが、自分で日本語読んでわかってんのかよ!と言いたくなるような文章
ばかりで、イライラしました。
だいたい、コーチじゃなくて監督のこと言ってんじゃないの?とか、根本から違ってるんじゃないの?って感じで、
この訳者!やっつけ仕事?なんて思いながら読んで、読み終わったら絶対出版社あてのハガキに「翻訳ひどすぎ」
って書いて送ってやる〜って思ってました。
でも、本に挟まってる出版社あてのハガキには「切手をお貼りください」とあって、「50円切手貼らせるのかよ!」
っと、どこまでも突っ込ませ上手な(?)ヤツでした。
詩人のランボーじゃないけど、一文ごとに「Merde!」(クソッ!)っと言わずにいられないような訳文でしたよー。
もう!