現代日本SFを代表する作家の最高傑作
ゼロ年代ベストSF[国内篇]第5位
『グラン・ヴァカンス』の絶望と残虐、
すべてはこの部屋で誕生した――
もし明日死ぬとしても、
私は彼女の傷として記憶されている。
そう思ったら泣けてきたの。
人間の情報的似姿を官能素空間に送りこむという画期的な技術によって開設された仮想リゾート〈数値海岸〉。
その技術的/精神的基盤には、直観像的全身感覚をもつ一人の醜い女の存在があった――
〈数値海岸〉の開発秘話たる表題作、人間の訪問が途絶えた〈大途絶〉の真相を描く「魔述師」など全5篇を収録。
『グラン・ヴァカンス』の数多の謎を明らかにし、現実と仮想の新たなる相克を準備する、待望のシリーズ第2章。
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