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5つ星のうち 4.0
ジャズの本質を描く, 2010/9/17
レビュー対象商品: ラウンド・ミッドナイト [DVD] (DVD)
1986年製作、ベルトラン・タベルニエ監督。音楽監督は
ハービー・ハンコック。
まず50年代のパリのジャズクラブ”ブルー・ノート”の
雰囲気が堪能できるのがイイ
”ジャズの革命家””モダン・ジャズの開祖”と呼ばれた
バド・パウエルがモデルであり、パリへやってきたこの辺りの
頃は既に全盛期を過ぎ、演奏もバラつきが出てきて
プレイ自体も枯れた味わい。
主演のデクスター・ゴードン自身もパリへ流れたという経緯が
同じだし、この時期は同じくもう麻薬や酒に蝕まれてたようだ。
やはりプロのメンバーの演奏シーンはイイ
説得力が違う。パリでの、ハービー・ハンコック(p)にジョン・マクラフリン(g)、ピエール・ミッシェロ(b)やボビー・ハッチャーソ(vib)という第一線で活躍中のベテランジャズマンを配した演奏は単純に、
ミーハー的に興奮ものである。
このデクスのプレイは溌剌としたキレのある
ジャズではないし、演奏自体決して上手いといえない場合も
あるけど、レイドバックなブロウは独特の味を生み出す。
そう、甘美で哀切のある退廃の味。
ジャズの本質は正にそれだ、と監督はいいたいのだと思う。
バードもそうだったが、
ディルは”客に理解されない風変わりなコード”で
当時前衛的なジャズを生み出してた上に
即興の要素がほかの音楽よりも多くを占めるジャズの演奏は、
本人にとればストレス以上の負荷である、
まさに一瞬一瞬の創造行為。
優れたジャズマンほど一回性を大切にし、やり直しの効かない一回、
一回の演奏に自分自身を惜しげもなく注入しなければならない。
そしてそれは静かに、そして急速に流れていく死への道程なんだろう。
そのことが、彼のファンであるフランソワの視線を通して
痛切に伝わってくる。
彼を助けたい、でもそのことと彼の「創造」が比例しないと
感じずにはいられない、彼なりの哀切を通して。
やっぱり破滅と引き換えに生まれた音楽はこの上なく
美しく、どうしようもなく惹かれてしまいますね
本物のジャズを知りたい僕のようなヒトは
ぜひ観てほしい1本。
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5つ星のうち 5.0
もともとは, 2010/3/7
レビュー対象商品: ラウンド・ミッドナイト [DVD] (DVD)
バド・パウエルの実話を基にした作品とのことです
パリのジャズクラブ「ブルー・ノート」そこにアメリカからデイル・ターナー(デクスター・ゴードン)がやってきた
彼を崇拝する売れないデザイヤーのフランシス その友情の行方は…というのがあらすじ
見所は何といってもライブ映像 ハービー・ハンコックなども出演しておりジャズ門外漢の自分も楽しめました
「BODY AND SOUL」の演奏がカッコよすぎでサントラを買ってしまいました