1970年に彼が23歳のときにソロ・デビューしています、これ以前にストーンズの「Let ItBleed」等でレコーディング・ミュジシャンとしての名声は確立していました。このファースト・アルバムには既にライ・クーダーがその後に出すアルバムのエッセンスが詰まっています。彼のスタイルや音楽性はもう完成していたのです、取り上げている曲もウディー・ガスリーやスリーピィ・ジョン・エステス、ランディ・ニューマン等もうニヤリとさせられます。ライ・クーダーにどんなイメージを皆さんはお持ちでしょうか?実は、ジョークが好きな明るい人なのですよ。あれはいつ頃だったか、70年代に来日し自分が彼のコンサートを初めて聴きに行ったときのことです。多分、新宿厚生年金ホールだったと思いますが、このアルバムの「OneMeatball」を歌う前に「ここに来る前にお腹が減ったのでレストランに入り料理を注文したんだよ、でもお金がないからミートボール一つだけってね。そしたらウエートレスがエッ!ミートボールひとつだけ?って驚いていたよ。」とおどけて話していました。とても印象に残っていて、彼のこの曲を聴く度に思い出してしまいます。 ライ・クーダーの仕事はここから始まりましたそうい記念碑的なアルバムです、そしてとても聴きやすいアルバムでファンは揃えていたいアイテムだと思います。また、超絶のスライド・ギターの奏法を聴かせてくれていますので、ギターリストの方にもお薦めです。ライ・クーダーのオリジナル曲「Available Space」や最後の「Dark Is the Night」は、とにかく凄いの一言です。