JOE初のライブアルバムの映像版。そのパフォーマンスの素晴らしさは、初見の人を虜にすることは間違いない。
六本木のミッドタウンにある「ビルボード東京」(2009年10月7日)でのライブで、まずはアルバム「Ain't Nothing Like Me」からの2曲で観客を一気に引き寄せる。続いてNew Manから3、Signetureから'4、New Manから'5と続く。
ビルボード東京はキャパが小さく、観客席との距離がとても近い。JOEの息もつかせぬ完璧で圧倒的なパフォーマンスに、会場が一体となり、観ているこちらもそこにいるかのような気分になれる。
中盤でJOEがアコースティックギター1本(高峰ギター)で聞かせるメドレー'Jもファンには嬉しい。
MC的なしゃべりは全くないので、70分間一気に見せる。特に終盤の'13、'14、そしてMajic Medley15の素晴らしい歌唱の連続はまさに鳥肌もので、JOEがいま最盛期を迎えていることを証明していて圧巻というほかない。
アンコールではMazeの大ヒット曲Can't Gey Over Youのカバー。曲が始まると、それまで閉じていたステージバックのカーテンが開き、六本木の夜景が現れる。メロウな曲にぴったりの演出が心憎い。(CD版には未収録)
JOEのファンのみならず、全てのR&Bファンを虜にする最初にして最高のライブパフォーマンス。R&Bの歴史を振り返っても、これほどのライブはそうそうお目にかかれるものではない。
DVDとしてただひとつ、JOEのわずかなMCに字幕は必要なかっただろう。Let's GO!を「いくぞ!」と字幕だされてもねぇ・・・。しかも字幕が消せないし。また、私は当日客席にいたが、なぜかわざとらしい歓声を一箇所だけ後付で加えた部分の意図が理解できなかった。