Temptationでの観客の大合唱を聞くと涙が出てしまう。みんなこのバンドを愛してるんだなぁ。
ギターから変な音が出ても、歌詞が途中で収拾つかなくなっても、高い声が出なくて1オクターブ下げてもう一回戻そうとして失敗しても、みんなこのバンドを応援してるんだなということがわかります。
もはやNew Orderは歴史的建造物みたいで、朽ち果てていくのはわかっていも、修理すること事体がその建造物の価値を下げてしまうので、どんどん崩れるのが目に見えていてもどうにも触ることもできない、いかんともし難い存在です。というのは言い過ぎですが、あちらこちらがサイズが合わず、バランスがずれていて、どうにもこうにも一体、どうなることがこのバンドにとっての完成形なのか皆目見当がつかないまま四半世紀が過ぎてしまったグループです。奇しくもフッキーがDVDの中で言ってますが「バーニーはその曲の本当のバージョンを探してスタジオの中でいろいろやるけれども、本当のバージョンはライブでなされるもんだ。ハッハッハッ。」
もともと、そのような在り方を目指してスタートしたバンドではなく、そのような在り方でしか存在することができなかったバンドですから、このような在り方を目指したわけではないけれど、このような在り方でしか生きてこれなかった人々の心に染み入ったり、突き刺さったりします。
Disc 2はもはや貴重すぎて正視できない場合もありますので、他の事をしながら見るのがよいと思います。