先日の東京は千駄ヶ谷のサンクチュアリ出版で行われた出版記念講演にも参加したのだが、
集まった長岡さんのサポーターの面々は、例外なく心の底から長岡さんを敬愛している人達ばかりだった。それだけ、
この人が普通の人には出来ないことをしてきた人なのだということが、言葉は無くともビンビン伝わってきた。
その場に一緒にいられることを少し誇らしく思った。
会場で本を購入して読ませて頂いたが、正直この本は半端ではない。
私自身が長岡さんやスタッフの方々の生徒さんとのふれあいの一端を卒業式などを通じて
見せて頂いているから尚更そう感じるのかも知れない。
長岡さんを知らずにこの本を読んだ人は、フィクションだと思うかもしれない。
しかし、自分自身もこのような支援者の世界の末端に生息する人間として感じるのは、
これらの話はすべて実話で、しかも事実はもっともっと壮絶なものであるということだ。
長岡さんは自分の活動の軌跡を本に残そうと思ったのだと思うが、私自身この本は
支援者の人にこそ読んで欲しいと思う。
長岡さんのように24時間365日命がけでクライアントと向き合うことは、誰にでも出来ることではない。
必死で頑張っている支援者もここまではなかなか出来ない、
ましてや役に立っているつもりのインチキ支援者であれば尚更だ。
「17年間家を出れなかった子の話」
「母親との壮絶な共依存の葛藤を抱えた子の話」
「長岡さんが壊してしまった家庭の話」
「分かっているのに抜け出せない援交少女の話」
「長岡さん自身の闘病の話」
これ以外にも、言葉を失うエピソードが満載である。
しかし、それらの困難に立ち向かう長岡さんのスタンスは全くブレる事がない。
なぜこの人はこんな生き方をしているんだろう。
時間も無いのに困った人がいると力にならずにいられない。
自分の学園が火事になっているのに、被災地の若者のためにお店を立ち上げる。
長岡さんに対する尊敬の念を深めつつ、この人と同じ時代に生きられる幸せを感じている。