メスナーの登山記録が淡々と記されています。
巻頭のほうでは、メスナーがどのようにしてクライミングに興味を持ち、練習を重ね、その道へ進んでいったかがわかります。
そして、それを読むにつけメスナーはスペシャルでユニークな存在なのだなと実感しました。
本書では、弟ギュンターの死の経緯についてもメスナーの言葉で書かれています。
一つ一つのクライミングに割かれている分量が少ないせいもあり、「物語」としてのドラマティックさはあまりないです。
なので、途中で中だるみしてしまう人もいると思います。
しかし、メスナーについて知るためには、やはりメスナー自身が書いたこの本を読まないとわからないと思います。
そういう意味では、メスナーに関心がある人は一読すべき一冊だと思います。