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ライトノベル表現論―会話・創造・遊びのディスコースの考察 単行本 – 2012/4


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商品の説明

内容紹介

2000年以降、読者を増やし続けているライトノベル。このライトノベルの文体や表現の特徴とは何か。どのような表現方法を駆使してどのような効果を狙い、読者にどうアピールしているのか。その過程で日本語がどのような姿で創造・消費されるようになってきたのか。この書き言葉のディスコースの中で起こる現象に焦点をあて、多角的な分析を試みる。現代の日本、特にポピュラーカルチャーの世界で、日本語はどのような機能を果たしているのか、今私たちの生きる言語文化をライトノベルから読み解く。

内容(「BOOK」データベースより)

現代の日本、特にポピュラーカルチャーの世界で、日本語はどのような機能を果たしているのか。今、私たちの生きる言語文化をライトノベルから読み解く。

登録情報

  • 単行本: 357ページ
  • 出版社: 明治書院 (2012/04)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4625434483
  • ISBN-13: 978-4625434488
  • 発売日: 2012/04
  • 商品パッケージの寸法: 21 x 15 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 375,619位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 suihou トップ50レビュアーVINE メンバー 投稿日 2012/4/30
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 著者は言語学の一関連分野としての「談話分析」の専門家です。「談話分析」とは、ディスコース(言説)を、従来の文体論や物語論、読者反応批評などを越えて、かなり技術的に取り扱う総合的なメソッド。本書はそれを用いて、ライトノベルという新しい文学の現場を読み解こうとするものです。

 本書の第一章は、「ライトノベルという現象」を近代文学の終わりとポストモダンあたりから、バフチンやバルトあたりも含めて概括していて、もちろん「まんが・アニメ的リアリズム」や東浩紀らによる近年の分析もとりあつかいながら、ひじょうに大きなフレーミングでとらえようとしています。ここは現場に密着した評論とはまた違った大局からのもので、シャープな提示でした。恐らくここが唯一、普通に予想される意味での「ライトノベル論」。

 二章、三章はどんなふうにライトノベルのディスコースを分析するかを予告しています。「新言文一致体」「ナラティブ理論」「マルチモダリティ談話分析」「間ジャンル性」この先いったいどう展開されるのか。

 ところが四章から実際の分析に入ると、「涼宮ハルヒ」「とらドラ」「生徒会の一存」「キノの旅」などベストセラー・ライトノベルをふんだんに引用しながら、「キャラ語」「ツンデレ表現」「マンガ・アニメ的誇張会話」の絵解き・・・大変わかりやすくなっています。五
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ガス屋 投稿日 2012/6/16
未読の方への指標になるようなレビューを想定して書きます。
まずこの本は2012年現在のラノベ界の肯定や擁護を主目的とした論ではないので
そういう物を求めるとカテゴリー・エラーなので注意。

基本的にラノベ作品またはそれと一般文芸の業界横断的な作品の文章を例示して扱っていく本です
主に扱われる作品群は
"嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん"
"文学少女シリーズ"
"撲殺天使ドクロちゃん"
"生徒会の一存"
"フリッカー式"
"クビキリサイクル"
"砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない"

他にもありますがかねがねこの辺りです。
例示作品を見るに最も楽しめる読者の年齢層は、現在20代前半で中高生のころラノベを読んでた層。だと思います。

分析の際に用いられる手法は
バフチンを基本とした、声の多重性や間テクスト性などでした。

特定の作品群の、本歌取り的な手法を使った間テクスト性の分析や、
ラノベ全般における地の文と会話と発話がシームレスに切り替わる文体
などが興味深かったです。

第六章と第七章あたりを読みこめば、近代文学みたいな文章しか書けない! という人で
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17 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 フチコマ 投稿日 2012/5/20
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ライトノベルを言語表現から注目した書籍。

各章の分析で、ライトノベルの表現を言語研究の視点から細かく区切り、それらが束になってライトノベルらしさを表している、という流れになっていると思います。

会話文であれば、「言いよどみと言い直し」「つっかえ」「聞き直し」「聞き違いと問い直し」「郭言葉」など、語りの地の文であれば、「心内語」「アイロニー」「方言」「若者言葉」といった具合です。トピックだけ見るとピンと来ませんが、読んでみると、あーライトノベルはこういう感じで書かれてるよね、と納得。

そういう意味で、ライトノベルらしさはどのように書かれているかと言うことが分かります。

ただ、問題もあると思いました。

その1
本書はライトノベルの定義として、東浩紀氏の『ゲーム的リアリズムの誕生』に完全に依拠しています。しかし、東氏の著作は、その中でも述べられているとおり「環境分析」がキーとなっている。つまり、明らかにフィクションであるライトノベルをなぜ我々は面白く読むことができるのか。言い換えれば、自然主義文学が目指した「リアリティ」とは違う「リアリティ」が生じるのはなぜなのか。

ライトノベルを語りつつ、その前提となる「リアリティ」を生み出す現代社会の「環境」を
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5 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ラビッター 投稿日 2013/2/17
やろうとされていることは非常に素晴らしいと思います。
しかし、他の方も指摘されていますが、ライトノベルという文化への理解が非常に乏しく感じます。
少なくてもライトノベル定義を含めてきちんと咀嚼してから出版して欲しかったです。
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