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ライトノベル文学論
 
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ライトノベル文学論 [単行本]

榎本 秋
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「本が読まれなくなった」と言われるが、それでも小説を読む人はまだまだ、多くいる。『ハリーポッター』シリーズなどがいい例だが、物語を読む、という行為は変わらず行われているように思える。そのなかで、現在も若者向けの小説が多く出版され、なかでも「ライトノベル」と呼ばれる、おもに中高生をターゲットにした娯楽小説が人気をあげている。

2004年のブーム以降、増え続けるライトノベル。その面白さのヒミツを歴史と他の小説ジャンルとの比較から探る。

内容(「BOOK」データベースより)

ライトノベルはいかにして、ライトノベルとなったか。他にはない特徴を明らかにし話題のジャンルのヒットの仕組みを探る。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: エヌティティ出版 (2008/10/27)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757141998
  • ISBN-13: 978-4757141995
  • 発売日: 2008/10/27
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 167,619位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 ライトノベル(以下ラノベ)を語ることは極めて困難なことです。まずはラノベとはどのような小説なのかというところから不明確であり、まずは定義の確立から手をつけなければいけません。ここでは角川スニーカー文庫以降、つまりは「1985年以降に現れた」「男子中高生を対象にした」「読みやすく書かれた娯楽小説」と定義されます。そして「スレイヤーズ」をラノベの代表と位置づけ、そこから抽出した5つの要素をラノベ度合いを測る尺度としながら、16の範疇を設定して数あるラノベ作品を分類しています。
 ラノベを論じるに当たっては、枠組み設定こそが最初であり、すべてであり、枠組みの妥当性と説得力こそがその論の評価を決定するといってもいいでしょう。ではここで示された枠組みはどうかと問われれば、一つの試論としてはありでも決して十分ではないように感じます。第一、範囲が狭すぎます。20数年の年月、女性や大人を排除した分析ではラノベが持つ特殊性を示せませんし、わざわざ「スレイヤーズ」からラノベの要素を抽出することでラノベの持つ普遍性を限定しています。文学論と銘打って地平を広げておきながらこのように対象を限定するのは名前倒れも甚だしい。笠井潔氏ほどとは言わないまでも、文学論と名乗るからには他の文学ジャンルとの差異を明確にし、その特徴を明記すべきです。本書はラノベを総合的に批評するのではなく、著者の力の及ぶ範囲をラノベとして、それを論じているにすぎません。むしろラノベの書誌学への挑戦と捉えるべきです。
 歴史やビジネスへの言及も興味深くはありますが、定義の弱さから物足りなく、多用されている図も必要を感じない。残念ながら本書はライトノベルを論じるライトクリティークと言ったところでしょうか。文学としてのラノベの研究を志すなら、ラノベだけを読んでラノベを語る姿勢を改めるのが必要でしょう。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いまひとつ 2008/12/11
By TAKAO
形式:単行本
卒業研究の資料として購入しました。独自の視点からライトノベルの置かれた現状が描かれていてある程度参考にはなります。
ですがいずれの論理も新城カズマの「ライトノベル『超』入門」と被っている上、総合的に得られる情報はあちらの方が圧倒的に多く有用性は劣ります。文学論と謳っているにも関わらずビジネスとしての考察の方が多いのもマイナス要素です。
また脱字が少々目立ち、読みにくいのも残念です。
遮二無二でもライトノベル資料が欲しい場合以外はお勧めしかねる内容です。
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形式:単行本
ライトノベルの歴史と、分野別にわけたライトノベル代表作の紹介。そしてライトノベル市場分析から成り立っている。
読みやすく頭に入りやすい解説と、基本を押さえた堅実な書き方で「ライトなライトノベル解説」になっている。部外者向けの解説本にありがちな致命的間違いも見当たらない。
その反面、著者独自の視点論説は薄めで、文学論と銘打つほどでもない気がする。
ライトノベルを理解するための入門書として。あるいは'90〜'00年代の代表的ライトノベル紹介本としておすすめ。だがある程度ライトノベルを読み込んでいる人には不要な本だろう。
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